第54話 おなら伝授。

さて、昨日のこと。

五年生のお話会で「とりのみじっちゃ」という紙芝居を披露。


大体の内容は、こんな感じです。


おじいさんがお昼ごはんの握り飯を食べようとしたら、不思議な鳥がやって来た。


あやちゅうちゅう にしきさらさら

ごようのたからを もってまいった

ちんちょろり ちんちょろり


そう鳴く鳥に驚いて、口を開けていると……

鳥が口の中へ。

鳥を飲み込んでしまったおじいさんのお尻から『あやちゅうちゅう』と鳥の鳴き声が聞こえてくるようになった。

面白いおならをするということで、有名になったおじいさんは殿様の前でこのおならを披露してご褒美を貰ったというお話。


家に帰ってから、私の中のいたずら心に火が付いた。

孫たちに、おやつが欲しけりゃこれを暗記しなと、鳥の鳴き声を覚えさせたのだwww


なんとか頑張った三孫たち。

ばーたん、おやつをあげながらこう言った。

「いい。おならをするときはね、あやちゅうちゅう にしきさらさら ごようのたからを もってまいった ちんちょろり ちんちょろりって言ってからぶぅってするんだよ」と。


意地悪な笑みを浮かべる私に、孫たちは反撃した。


「そんなに待てないよ!」



あぁ。孫と遊ぶって、楽しいわー。

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