第49話 二年前の悪夢。

 おっす! 

 月猫です。


 今日も元気です。本日のネタは、婦人科系疾患のお話になります。

 

 皆さま、怖い夢って見たことありますか?

 ありますよね? ねっ、ねっ!


 私、でっかい子宮筋腫があったので、ずっと調子が悪かったのですよ。

 2015年ぐらいからかなぁ。貧血が始まったのは……

 それでも手術せずに閉経まで頑張ろうと思っていました。


 が、出血量が半端なく増えていきます。

 二階に上がっただけでも、息切れ。

 貧血を調べる血液検査をしたら、普通の人の三分の一しかヘモグロビンがありませんでした……。

 鉄剤を飲むほかに注射もして貧血は改善したのですが、出血量は増すばかり。

 それでも、もうすぐ閉経するはずと手術をしないで様子を見ていたのです。

 女医さんも、頑張ろうって言ってくれていたので。


 ある晩、夢の中に占い師の星ひとみさんが現れました💛

 私の大好きな占い師、星さん。

 一度占って頂きたい。

 あの大きな瞳に見つめられたい。


 そんな憧れの星さんが、私の大事な部分に両腕を突っ込んで子宮を掻きまわし始めました。


「うぎゃ―――――#$#&%~」

 で、よく見ると、それは星さんじゃねぇー。やべぇ奴だぁぁぁぁぁ‼

 と、ここでお不動様の真言を唱える私。


(悪夢を見たときには、真言を唱えると言うスキルを4年前に身につけました)


 真言を唱えながら夜中に目覚める。


「ひぃー。ご、ごわがった……。まさかと思うが私のお腹、ヤバいことになっているのでは? いやいやいや、もしかしたらご先祖様が悪い所を取ってくれたのかも」

と、能天気な月猫は良い方へと考えることにしました。


 心のどこかで『子宮取ることになるかも……』と思いつつ。  


 結果、夢から数か月後『手術』を決意。

 だって、一時間半出血が止まらない日があって、「死ぬかも」と命の危機を感じてしまったのですもの。

 この頃は、出血が多いので『紙オムツタイプ』を使用。普通は、これで一晩ですよね。それが、20分~30分で紙オムツから血が漏れて、すぐ交換。まるで止まらないおしっこのように流れ続ける血……。


 痛くはない。苦しくもない。ある意味このまま死ぬのは、楽かもしれない。

 血の海の中で死ぬことになるけれど……

 明日、私は生きて目が覚めるのだろうか……


 真っ赤に染まる便器を見つめ、そんなことを考えておりました。


 次の日、生きて目が覚めましたが限界を感じました。


 そして、昨年6月『筋腫・子宮・卵管・卵巣』摘出。


 でね、お腹をパッカーンって開けたからわかったんだけど、私の卵巣はチョコレート嚢胞になっていました。筋腫が大きすぎて、MRI検査ではわからなかったのです。癌化する可能性もあったので、取って良かったということになりました。


 もし、手術しないで閉経まで頑張っていたら、将来的に卵巣がんになっていたかもしれません……


 あの夢のメッセージは

「早く、手術しろ!」

 だったのかも。


 


 


 




 


 

  

 

 

 


 

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