第29話 私のスピ体験2

 おっす!

 月猫です。


 毎日、暑い日が続いておりますが

 エアコン一台で今夏も乗り切る予定の我が家です。


 では、私のスピ体験の続きです。


 数年前、とあるスピリチュアルグループを『破門』された私ですが

 一緒にセミナーを受けていた知り合いは

 どんどんスピリチュアルを学び続け

 先生の『認定』を頂くまでに!!


 そして、ヒーラーとして活躍されております。


 私なんて、最初から全セミナーを受講するお金がなかったので

 気になる講座だけを受けていました。


 さすがに借金してまで、ヒーラーになるつもりはなかったです。

 (この辺は、意外と現実主義?)


 『破門』事件から少しすると

 私は別なヒーラーさんと知り合い

 過去生を聞いたり

 ヒーリングを受けたりしていました。


 こうなってくると

 巷でいう『スピリチュアルジプシー』です。


 あちこちのヒーラーを渡り歩く人で

 まぁ、業界の嫌われ者?みたいな感じかな。


 スピに依存するのは

 どこか心が満たされないから。


 満たされない理由を知りたくて

 泥沼に嵌るんでしょうね。


 今振り返れば、そうだったのだと思います。


 そんな私の身の上に『大事件』が起こります。


 弟が遺書を残して行方不明になったのです。


 焦った私は、懇意にしていたヒーラーさんを頼りました。

 結果は

「弟さんは生きていると思うよ。

 みんなで、『大丈夫だから、出て来て!』

 と愛のエネルギーを送ってあげて」

 と言われます。


 この頃は、とにかく弟の無事を祈っていました。


「生きている。

 生きている。

 生きていて!!」


 自分に、そう言い聞かせていましたね。


 それから、一か月近く経ちましたが

 弟は現れません。


 そして、お風呂に入っているとき

 なぜかふと

「弟は、死んでいる」

 そう、感じました。


 そんな時

 地元で大きな「スピリチュアルイベント」が

 開催されました。


 全国からヒーラーさんが集まってくるのです。


 私は藁にもすがる思いで

 このイベントに向かいました。


 誰かが、弟の居場所を見つけてくれるだろうと

 大きな期待と共に……


 続く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る