第22話 梅ちゃんが平和をもたらしていた?
「母として失格!」の烙印を
押されてしまった梅ちゃん。
「人としても……」
難ありでございます。
そんな梅ちゃんでしたが
ある意味、福の神だったのかもしれません。
争いごとの多い一族の中に
「とんでもない嫁」
が存在することは
均衡が保たれると言う
ありがたい効果があるのです。
そう、一族は
梅ちゃんの悪口で
団結していました。
あれも
これも
それも
梅が悪い!!
とんでもねぇ嫁だ!!
許さない!!
そしてとうとう
梅ちゃんは夫の実家から
「縁切り」をされたわけです。
極悪非道の梅ちゃんが居なくなることにより
実家は平和になるかと思いきや……
兄妹間の仲が最悪になり
恨みつらみのオンパレード。
あんなに仲が良かったのに
血のつながった相手を許さないとは……
こうなると
悪役の梅ちゃんが居た方が
平和だったのではないかと思えるのです。
いるだけで周りを困らせ
いるだけで平和をもたらす
それが、梅ちゃんなのです。
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