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どういうこと？

わたし、こころの中で怒る(笑)

だって、あんなに苦労したのに。

辛かったのに。

がんばって、爆発しないように、って。

でもいつか、また爆発しそうな事が起こる、の？

それはそうかもしれないな、またいつか

地震が起きるかもしれない。

そんな時、古い原発が動いてたら

今度はおしまい。

結局未来は変えられないの？

わたしは、悔しさで涙ぐみそうになったけど

ひとりじゃなかったので、こらえた。

大人だもん(笑)。

「お気持ちはお察しいたします。ご迷惑でしょう。

未来の事なんて、今、関係ないですね」と

彼は静かな瞳でそう言った。

誤解よ。

「そんな事ないです。ただ私は、がんばっても無駄になっちゃった、って。空しいんです。」

そう、人間ってなんて愚かなんだろう。

事故が起きてみないと、怖い事にならないと

わからない、と言うのだろうか。

それよりも、目先のお金の方が大事、と言うのか。

明るい未来を信じた、と言うなら

放射性廃棄物を一体どう処理すると言うのだろう。

それだけ見ても、素人のわたしにも分かる。

安全なんて、ないがしろ。

そう思うと。なんだか力が沸いてきた。

「わたし、やります。今度こそ原発を無くします。止めるんじゃなくって。」

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