第4話 ゆきうさぎさん

ゆきうさきさんは、遠くから

フレイクのほうをみて....


かたほうのおミミが、ひょこ、と。


ゆき野原で、ゆれました。



なんとなく、それが

ゆきうさぎさんのごあいさつだ、とスノゥ・フレイクは感じました。


にっこり、と微笑みを

こころの中でかわすと、

ゆきうさぎさんは、ひょこ、ひょこ...


ゆきのはらに、足跡がのこります..。





スノゥ・フレイクは

ふんわりと、暖かい気持ちになりました。


ことばをかわしてはいないけれども

なんとなく、優しいお友達に会えたような、そんな気持ち…


でも、スノウ・ウィに

はじめて会った時とは

なんとなく、ちがう…



スノウ・フレイクは

ことばにできない、気持ちの。



その感じのことを、ふわふわと揺れながら回想しました。

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