第3話 一緒

真っ白な雪の原を、スノゥ・フレィクは

とても心細いきもちでながめていました。

でも、スノゥ・ウィに出逢えて

雪の原は、とてもさわやかなフィールドと

思えるようになりました。


...一緒、っていいな。


にこにこしながら、雪の原を見ていたら

遠くから、ちいさな足音が近づいてきました。



さく、さく、さくさく。





....あら?



あしおとは、ゆきうさぎさんでした。



丘のむこうに、まっしろなゆきうさぎさんの

おみみが、みえかくれ....




....konnnichi...wa?



スノゥ・フレィクは、こころの中で呼びかけました。



ながい、ゆきうさぎさんのおミミは

ぴょこ、と


スノゥ・フレイクの方へと、おミミをそばだてています。



...gokigen_ikaga?



スノゥ・フレィクは、よびかけました。

こころの中で。


ながい、ゆきうさぎさんのおミミは

丘のむこうから、見えかくれしながら


スノゥ・フレィクの方へと、近づいてきます。



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