第七話 指輪が少しだけ解明される。 力技で狩りまくり!
ぼーん!ぼーん!!ぼぼぼーーーんん!!!!
でっかいファイアーボールが飛び交っている。
ダンジョン6階層
面白くて仕方がない!!
後ろで見ている皆
「いや、楽でいいけどね?」ガンダ
「・・・・・」他全員
「はーっつ!!楽しかった!!!おまたせしました!!!」ボク
「いや、全然待ってないから、あっという間だったから」マキ
「も少し時間かけてくれたにゃら、眠れたのににゃぁ、、」ニヤ
皆で魔石を拾う。
今回帰ってきたら、なんか魔法の威力がとても強くなっていた。前回加減を少し教えてもらっていたので、今回も加減の練習を兼ねて狩りをしていた。
で、ガンダさんがボクの威力が増えたことに気づき、
「うーた、全部狩ってみ?俺ら後ろで待機しているから、魔力切れになったらすぐ援護するから」
で、
未だに魔力がきれないボク
「ウータ、底なしだったの?」テイナ
「わからない、、けど、、まだ疲れていないのかな?」ボク
「まぁ、魔力切れの場合、いきなり来るから気をつけてね」
「うん、皆がいないところではあまり強いの使わないようにする」
6階層、7階層は余裕で進めた。
8階層の入り口に続く穴。
「どうする?行ってみるか?」ガンダさん
皆顔を見合わせる。
「・・私は、魔力全然使っていないので、かなり余裕です」テイナ
「ああ、それならボクもだ!歩いているだけ同様だったかなっ!」マキ
「ニャーも暇だったにゃ」ニヤ
「俺らも大丈夫だ」とジオさんがザクさんを含めて返事する。
「んじゃ、8階層は、強さもかなり強くなるし、しかも量が多くなる。魔獣同士での戦闘も多いので巻き込まれるなよ。密集体型を崩すな?はぐれるなよ?
いくぞ!」
第8階層
洞窟のでかいの、って感じは上までと一緒。でもなんか少し暗め?遅い夕方みたいな感じ。
ガンダさんは「夜目になれるために、極力ライトを使うな。」と指示を出している。
ダン!!!
下!
地面の下が盛り上がり、と思ったら、放り出されていた。
僕達の真下からでかい昆虫のようなものが出てきた。
かぶと虫?、、っぽい、か、、そのものではない感じ、、どこが違うんだろう?
「ウータ!ぼっとしてるな、退避するか攻撃するかしろっ!!!」ザク
ハッ!
「えい!」 ビュン!!ズバッツ!! ずずず、ズシャッ、、
2階建ての家並の巨大カブトムシが、袈裟斬りに、上半分がずり落ちた。
ゴトッ、、拳のふたまわり以上の魔石、、
「ほう、風魔法かな?切れ味がすごいなー、、この魔獣の装甲は騎士の甲冑なんぞ屁なくらいの硬さがあったと思うんだよねー」テイナ
「おまえでも、できるだろ?」ジオ
「できるけど、、」ティナ
「魔力に余裕が在るものがやってくれるんだ、助かるだろーが」ジオ
「まぁそーだけど、、ウータの魔力が切れたら困るし、、」
「まぁ、そうだが、そのときゃ俺らがいる。そう心配するな」
「はい、」
ガンダ達3人には、ウータの底を見つけないと不安だった。
程度がわかって初めて戦力に勘定できるのだから。
今度は角うさぎ。
でも大きさが人なみにでかい。だから速さが半端ない!そして量!!、数も、どれだけいるんだ?!!
「満月だけでやってみ?」ガンダ
ほんとに?ボクらだけで??
銀月の3人は周囲に広がり、援護体制になって見ているようだ。
満月のリーダーはマキ
「ウータ、今回は剣を使ってみな!ニヤ、テイナを守りながら、加勢できたら頼む!」マキ
「うにゃ!!」
まずテイナがでかいのをぶち込む
ドッカーン!!ドッカーン!!どっかーーん!!!
残ったのが押し寄せてくる。
いつの間にかボクは走り出していた、横にマキも走っている
ダッ!ザン!、高く飛び上がる、ウサギも飛び上がってくるが、僕らのほうが高い。
スッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッ
僕らは下に落ちながら近くに飛び上がったウサギをどんどん捌いた。スッと切れていく、、こんな切れ味よかったっけ?
ダンッツ!!ダッタッタタタタタタ・・
群れの中に向かって走りながら手当たり次第に斬りつける。後ろから大量に追いついてくる。
ダン、クルッ、タッズバン!!
振り返る勢いを使って踏み込んで横薙ぎに斬る、と、、、周囲のウサギも大量に巻き込んで血しぶきの雨。
クルッ、ダン、ザン!!
同様に、、
気づくと、立っているウサギは居なかった。
向こうにマキが立って、こっちを見ていた。
「はあーい!はんせーかーい!!」ガンダ
「大体よかったです。で、、
マキ、ジオ、剣出してみせて、ザクは盾出して」
ガンダ、ジオ、マキ、ザク、がそれぞれ出してみせる
かなり刃こぼれや傷ができている。
「これは、ウータの斬撃を避けたときにできた傷でーす!!」
ゲッツ!!!
・・・・「ごごめんなさいいいい!!!」思わずどげざを生まれて初めてした。
「まぁ、いいから。で、面白いのが、ニヤとテイナ。位置的にウータの斬撃が当たっているはずだった。
が、無事。
しかも、テイナの後方むこーにある森、見てみ?」
よく目を凝らしてみる、、
「伐採されてますけど、、何かあるんですか?よくみえない、、」ボク
「うん、よく見えてるね?。あれ、戦闘前までは伐採なかされてなかったんだよ?」
「・・・・え?ボク、の、?」
「あたり。君の斬撃は仲間を避けて後ろを切った。」
はぁーーーー、よかった、、、
「よかった、と思ってるだろうけど、、」
え?
「これが街なかだったら?」
あ、、、
「そう、仲間ではないけど、敵でも無い者たち、は、どうなったろう?」
「そこが、これからの君の課題だ。」
「はい、、、」
「まぁ落ち込むな。ダンジョンだここは。一般人なんかいない。他の善良なパーティーが居るときは気をつければいい、ってだけで済む。」
「はい、」
無意識にニヤとティナを避ける事が出来た、ということは、他の皆を避けることもできるだろう、ということであった。それが課題。
「サーチが身について精度が上がれば、敵味方識別が常時できるんじゃないかな?」ジオ
でー、とガンダは続けた。
「ウータ、君が一度向こうに帰ってからこちらに戻ってきたよね?
その間に何かあったのだろうか?魔法が強くなるような何か、心当たりはないかな?」
「ウータの魔力の、強さ、持続力、が、本物なのか?一時的なもの、つまり何か借り物みたいなのか?。その違いはとても大きい。なので、そこがはっきりできると、パーティーとしても方向性を決めるのに助かる。」ジオ
・・・
「向こうの洞窟にいると、眠くなっていつの間にか寝てしまうんです、、、気づくことと言えば、、そのくらいかな?」
「洞窟の内部は、どんな感じ?なにか感じるへんな感じや良い感じとかあった?」ジオ
「感じとしては、とてもゆったりできる感じで、そのまま寝てしまう、、みたいな、、。洞窟は、、きらきらしている小さな石みたいなのが壁や天井にいっぱいあり、幻想的で、綺麗すぎて、、」
・・
「何か、音とか、声みたいのは?」
「・・・ない、気づかなかったです、、」
・・
「あ、あと他に何か拾ったとか?」ジオ
「あ!そう!、、これ、、この指輪。これも最初はゆるゆるだったんだけど、はめてきたらぎゅっと勝手に締まって抜けなくなって、、」
と指輪を見せる。
金属らしきもの、で小さな石が幾つか埋め込まれている。指輪も石も、見方によっていろいろ色が変わって見える。
「これ、魔力すげーわ、、、蓄積できてるんじゃないか?」ジオ
「だからあんなパワー、」全員納得。
「あれだけ派手に動いたにょに、落ちる気配にゃんか全く見せにゃかったそのスライムも凄いにょだ!目が釘付けだったにゃ!!」
ニヤの視点はそこだったのか
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