第六話 異世界への帰還、そして、再会?


・・・・・・

(穴の下に降りたい!!)

おもいきし強く願った。が、なにも起こらなかった。

仕方がないので、のり太式に椅子に乗ってから引き出しに入っていった。


ずりずりずりずずずずずうううーーーーーーーー

うぎゃーーーー!!またーーーーー!!!

どっすん、、、


いてててぇ、、もっと研究しなけりゃな、、どうやったら消防とかレンジャーみたいにできるんだろー

でも今回は気絶しなかった♪


お尻や背中を叩いてホコリを落とし、落とし物ないか地面を確認。

そういえば、、前回どっかでヘルメットなくしたけど、どこにあるんだろ?

などと考えながら横穴の洞窟の中に入っていく

ハッ!!・・・・いつの間に寝てたんだ?、、、、そういえば、前回も寝ちゃってた気がしないでも、、


相変わらずきらきらして美しい洞窟。

寝て目覚めると暗さになれたのか、懐中電灯は必要なかった。

そのまま、あの場所に。


さて、、どーやれば向こう側に行けるのかなー、、

と壁に手をやって押したりなでたり叩いたり、、コンコン、

(コンコン)

と、向こう側から?

急いで剣で壁を掘る、、としたけど、、なにこれ?掘れてんのに掘れてかない?

掘っているんだけど、穴が深くなっていかない!!!どういうマジック?!!!


壁に耳を当ててみる、と、向こうでもザクザクいってる、、掘ってるんだ、、


壁によっかかって待ってみる、「向こうからなら掘ってこれるかも、、」と希望を

あー早くみんなにあいたいなー

あ、でも、皆、なんで今ここ(壁の向こう側)に居るんだろう?ボクがこっちに帰ってから何日も経っているのに、、

一度町に戻ってまた来たのかな?


コテン、、、

「「「「「「あーーー!!!!」」」」」」

いてててて、、また後頭部もろ、、、・・

あ、、

「みんなっつ!!!!」

「「急に消えたからっつ!!!!!」」

「急に出てきたにゃ」

・・・・・・

・・・・しん、となる。

「どういうこと?」マキ

、、

「ボクも詳しくわからない。あったことだけ言うね。話が長くなると思うけど、、」

うんうんと皆。


そばの、声が聞こえる範囲で茶をいれる支度を始めるテイナとニヤ



ボクはあっちの世界の人間。穴を発見し、降りてみた。きれいな洞窟で多分寝てしまった。戦闘の音が聞こえたので、急いできてきみたら、誰かが魔獣と戦って、、あ危ない!ってんで飛び出した。その後、洞窟から出た穴は消えていた。

マキ達の好意でボクは拾われ、食いつなげた。で、ガンダさん達と会って、またココに戻って、

壁に背を当ててねむろうとしたら、向こうがわにひっくり返った。で、見たら、またただの洞窟の壁に戻っていた。

どうやってもこっちに出られなかった。

だから一度、家に帰ろう、帰らなくちゃ、と思ったら、光りに包まれ、、気づいたら、ボクの家の前に立っていた。

でも、時間は全く経っていなかった。ボクが最初に穴に降りた日、ボクが家を出た時間からほんの少ししか経っていなかった。


皆は、ボクが消えてからどうしていたの?一度町に戻ったの?」



「?????」皆。 顔を見合わせて、、

「いや、ウータが消えてから、そのままだけど?」ガンダさん

「どのくらい時間がたっていましたか?」ボク

「一時も立っていないんじゃないか?茶を飲む時間くらい?」

・・・・・

「やはり、こっちでも、向こうで使った時間は反映されていないんですね、、」ボク

「向こうで結局何日だったんだ?」ガンダ

「うーん、6−7日?」

「そんなに、、」


「あれだにゃ、倍の速さで歳とれるにゃ!」

「にやみたいに100歳とかが寿命ならおもろいだろけどよ」ジオ


「なぁ、もう向こうとこっち、行き来できるのか?」ガンダ

「今回もなんかたまたまでした。強く願ってもできなかったです。

なんか、、どうやったら自分で意識して行き来できるんでしょうか?」ボク

・・・・・

自然に魔法使いであるテイナに視線が集まる


「・・・こんな変わったことなんか聞いたことないわよ、、、でも、、関連するかもしれない、といったら、、閉ざされた扉、とか関係なのかなぁ、、だとしたら、その魔法をかけた者より数段強い魔法使いじゃなきゃ解除など出来ないし、、もしくは何らかしらの合言葉か、アイテムくらいしか、、」


「でも、ウータが持ってるモノは剣くらいだろ?今も通れないし、、ウータはなんか合言葉になるような言葉言ったか?」

「うー、、、こっちに来たいって願ったけど、何もなかったし、、こっちで掘っている音が聞こえたので、あ、向こうでは掘っても掘ってもぜんぜん掘れなかったので、、、」

「あ、こっちも一緒だ、土はどんどん出てくるんだけど、最初に一掘りから深さ全くかわらねぇ、、一体どーゆー魔法なんだよ?ふさけてるよなぁ」

じゃ、待ってても一緒だったんだ、、


「あ、んじゃ、全く同じことしてみるから、、見ててください」

と、ボクは壁のところに行き、よっかかって、、ああ、ひんやり壁が冷たい、、向こうに行けないなぁ、、どうやったら行けるんだろう?

コテン!

あ!!「!!みんん・・・・」

壁は閉じている。


うろうろしてみる。通路の土をほじくって、なんかアイテム埋まってないか探してみる。通路の端っこをさがして・・

あ、、今度は指輪があった。でもでかいなー、、と思いつつ、ボクの左の中指にさした。ら、きゅって感じでぴったりに収まった。指輪が勝手に指に合った?

もうなんかないかなー?

小一時間探しても何もないので、少々くたびれて、同じ場所に寄りかかった。

「早く向こうに戻りたいなー」

コテン!


「・・・・・・」皆

・・・

「今度、俺がやってみる」ガンダ

座る、よりかかる

何もおこらない。茶をすする。そのまま、、仕方がないのでそのままタバコを吸う。何も起こらず。

、、、

「一体どーなんってんだ?」


ボクは剣を渡してみる

受け取るガンダさん。再び寄りかかる。・・・何も起こらない。

・・・

「うーん・・」悩む全員


「あ、」

「なんだ?ウータ」全員

「腕輪、、これも剣と一緒のところに落ちてた、、洞窟の向こう側、穴の下のところに、、関係在るかも」

と、はずそうとしたけど、はずれない?家では外れたよね?


「あれ?はめるときは簡単にすっとゆるゆるだったのに、、」

「「マジックアイテムだな(よね)」」ジオ、テイナ

「無理ね、もう持ち主決まってるから。」テイナ

誰かに渡そうとしたら拒否されるようだ。


「んじゃ、一緒にってのは?」

「いや、無理だと思うぞ?」ジオ

「??」ボク

「いや、おまえ気づいていなかったか?こっちに戻ってきてからすぐ、スライムがずっとおまえの頭に乗りっぱなしだったんだが、お前が消えたときはスライムだけになっていた。そのスライムは取り残されたんだ。」ジオ

「そっか、、」


「まぁ、、んじゃ、この件は、一通り最低限の解明はされた、、ってことでいいかな?」ガンダ

「まぁ、、」全員 なんかいまいち納得行かないが、これ以上は無理かな?という感じ



そして食事、干し肉を食べているときに、皆に菓子をわけた。


「変わった味だなぁ、、、まずくはないが、、とにかく変わった味だ」

「そうね、、なんだろう?んー、肉のスープの味に少し似ている感じもしないでもない、、かな?」

スナック菓子の大半には味の素が使われているので、似ているのかな?


ジュースは、フルーツのは受けたが、炭酸のは皆だめだった。

「口の中で小さな爆発ってのはー、、痛いし、、、」

「飲んだけど、、ゲップが、、、げふっ、、」


コーラ味は完璧に拒否された。

「薬だろ?これ、、」と。

いや、どっちかっていうと、体に悪い方かな?デブリたい人にはいいんだろうけど、、


なんだかんだで時間がたったので、ここで休んでから下の階層にいくことになった。

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