3 焼き蕎麦、希望と絶望の朝
日頃思っていることをただただ活字にしているだけという虚無アンド贅沢行為を行っている訳だが、本当に焼き蕎麦というものは魅力的で、サッカーの試合で言えばなんとまあサッカーボールに値する程の重要性を持っており、焼き蕎麦ソースに至っては観客同然なのである。
一体どういうことなのか、溜め息を吐いている人もいるようだが、コールアンドレスポンス。共鳴。響き合い。これらの意味合いと非常によく似た状態で、感謝の念も含まれている。
ということは、サッカー選手と観客でもよい気分にもなるが、サッカーの試合を見つめている観客は選手を見つめているのか、芝生を見つめているのか、相当数はサッカーのボールだと言える。観客は結果を知りたいらしい。
すると焼き蕎麦ソースは立場として、人間と球体との距離と酷似している。
嘆かわしくもなく、わかったつもりで宙を舞うでもない、ただ、そんな気分がしたそれだけの金曜の夜だった。
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