第56話 使徒ヨハネ 黙示録(2)

 ハルマゲドン後、サタンとそれに従った天使たちはどうなったのでしょうか? ヨハネはこう書いています。


「私がさらに見ていると、底知れぬ深みの鍵と、大きな鎖を持った天使イエスが天からおりてきた。その天使は、あの初めの蛇であるタツ、悪魔サタンを捕らえて、千年間動けないように縛った。そして龍を底知れぬ深みに投げ込み、底を閉じて封印し、千年が終わるまで人々を惑わさないようにした。その後はしばらくの間解放される事になる」黙示録20章1〜3節


ん? どういう事でしょうか? ラップ調にして解説しますね。


。・゜。サタン縛られちゃった 。・゜・゜


サタン最悪 天で改革 イエスマイラブ ハルマゲドンゴー

縛る縛る タツを縛る 馬乗りになって 頬を叩いて 亀甲縛り

サタン最悪 天で改革 イエスマイラブ 知らんけどー

鍵をかけて 情けかけず 千年暗闇 サタン cry 闇

堕ちる 堕ちる サタン堕ちる バッハの話が 長くて 寝落ちー

サタン最悪 天は改革 イエスマイラブ ハルマゲドン go


 サタンが縛られちゃったあと、地球はどうなるのでしょうか? 有名な千年王国の期間です。天国に行く人もいますが、地上に残る人もいます。


「また私は、新しい天と新しい地を見た。以前の地は過ぎ去っており──王座から大きな声がした。『見なさい! 神の天幕が人と共にあり、神は人々と共に住み、人々は神の民となります。神は人々の目から全ての涙を拭い去ります。もはや死はなくなり、悲しみも嘆きも苦痛ももはやなくなります。以前のものは過ぎ去ったのです。』そして王座に座っている方が『見なさい! 私は全てのものを新しくする』と言った」21章1〜5節 抜粋


。・゜・・゜・。パラダイス。・゜・゜・。

神は言う 天を地を新しくすると 

見なさい 新しい地を 流す涙は嬉し涙

悲しみも 苦しみも もはやないパラダイス

神は言う 天を地を新しくすると

見なさい 天の王座を 癒すイエスは王国の王

悲しみも 苦しみも もはやないパラダイス


ハハハ 笑え 神の民よ! アハハ 喜べ神の民よ

ハハハ 集え 神の民よ! ハハハ ハハハのハサンセンコク 


お前の家は カミのもの 俺の家も 俺のもの

お前の金は 俺のもの 俺の金も 俺のもの 

ジャイアンイズムのパラダイス 

地球は全て 俺のもの 神は偉大だ 独裁者 


 アブラハム、イサク、ヤコブの神はご自分に従う者だけをパラダイスに住まわせます。反逆的な人間はハルマゲドンで全て一掃しました。


 サタンが千年縛られている間に、神の民は地球を大掃除します。死体を片付け、土を整えて、植物を植え、花を咲かせる。パラダイスにするのです。


 ヨハネは次に天の様子の幻を見させられました。天国の都市、新しいエルサレムです。2220Kmの長さ、64メートルの高さの城壁で囲まれた都市。


 城壁は碧玉で出来ていて、都市は澄み切ったガラスのような純金で出来ています。城壁の土台は碧玉、サファイア、赤しまめのう、トパーズ、ヒヤシンス、紫水晶、真珠で彩られています。やはり天国は黄金色なのですね。


 そして最後にヨハネは神からこう言われます。パラダイスで永遠に生き続ける事を望むなら、命の水を飲みなさいと。その水はどこにあるのでしょうか?


 イエス様は生前、サマリアで井戸の水を飲んだ事がありました。その時、汲んで与えてくれた女にこう言いました。


「私が与える水を飲む人は決して喉が渇く事がなく、私が与える水はその人の中で泉となって、永遠の命を与える水を沸き上がらせます」ヨハネ4章13〜14


 イエス様の贖いに信仰を持ち、イエス様を救い主として受け入れる人の事です。

イエス様の弟子たちがその水を沸き上がらているのでしょう。


 現代も宗派に関係なく、クリスチャンと呼ばれる人から教えを受けるなら、永遠の命のパスポートを貰えるのです。死後、天国に行けるっていう感じですね。


 黙示録は確かに預言の書ですが、怖しい事ばかりが書いてあるのではなく、新しい都市エルサレムの事、そこでは死や病気、悲しみ、嘆きもないという希望の言葉が書かれています。


 ヘブライ語聖書に通じるヨハネ、イエス様の処刑を間近で見たヨハネ、愛する仲間を次々と失ったヨハネにとって黙示録を記す事は喜びだったに違いありません。なぜなら……その答えの聖句をお伝えしますね。


『都市の城壁には12の土台石もあり、それには子羊イエスの12使徒の12の名前が刻まれていた』黙示録21章14節


 良かったね、ヨハネ。仲間の殉教の死は無駄ではなかった。


 ヨハネは老衰後、天国でお兄ちゃんヤコブたちと再会出来た事でしょう。自分の名前が刻まれた土台石を見たに違いありません。嬉し涙で霞んで……。


 ヨハネは流刑地パトモス島で軟禁状態の中、黙示録を書きました。いつ処刑されるか分からない不安の中でです。神様はそんなヨハネに幻を見せる事で元気付けたのでしょう。


 ヨハネは神の愛とイエス様の愛が胸に迫ってきたと思います。二年後、パトモス島から解放されエフェソスに戻ったヨハネ。手紙を三通残します。


 次回、『ヨハネの手紙』です。愛がぎゅーって詰まっています。乞うご期待!

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