第54話 使徒ヨハネ 仲間とのお別れ( ; ; )

 結論から言います。使徒ヨハネは九十八才まで生きていました。福音書、ヨハネによる手紙、黙示録を書いたのは九十八才の時です。


 流刑にされたパトモス諸島で書きました。


一番年下のヨハネが一番長生きしたんです。では他の使徒たちとどうお別れしたのでしょうか?


 まず兄弟のヤコブです。


「ヨハネの兄弟ヤコブを剣にかけて除き去りました」使徒たちの活動十二章二節


 唯一、ヤコブの死だけが聖書に記録されています。クリスチャンの迫害が起き、一番最初の殉教者です。


 ヘロデ・アグリッパの命令です。兄弟を殺されたヨハネ、辛かったでしょうね。


他の使徒については、伝承によるもので、確実ではありません。スルーok。



◆ ◆ ◆


ペテロ……皇帝ネロにより逆さ十字架に磔処刑


アンデレ……X字の十字架に磔処刑


フィリポ……石打ち処刑


トマス……異教徒に槍で突かれ、殉教


バルトロマイ……インドで棍棒で殴られる。生きたまま皮を剥がされ殉教


マタイ……布教先の王が送り込んだ刺客により刺殺


小ヤコブ……屋根から落とされ、撲殺


熱心党のシモン……魔術師たちに引き裂かれ殉教


タダイ……ペテロと共に殉教


ユダ……イエスを裏切り悔いて首吊り自殺


マッテヤ……石打ち処刑


 みんな殉教です。老衰だったヨハネはどんな気持ちで、仲間の死を受け入れたのでしょうね。


 長生きしたのには、理由がありました。黙示録を書くために幻を与えられるのです。


 次回、有名な黙示録の興味深いところをお伝えしますね。


 使徒たちのご冥福をお祈りします。アーメン

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