第32話 モーセの勝利の歌
神に向かってわたしは歌う。神はまことに高められた。
馬とその乗り手とを海の中に投げ入れられたから。
わたしの力、わたしの偉力はヤハ。わたしの救いとなって下さるからだ。
これがわたしの神、わたしはこの方をたたえよう。
わたしの父の神、わたしはこの方を高めよう。
神は雄々しい戦人。ファラオと兵車とその軍勢を海の中に投げ込まれ、
そのえり抜きの戦士は紅海の中に沈められた。
逆巻く水は彼らを覆い、彼らは石のように深みに下った。
神よ、あなたの右手は敵をみじんに砕く。
あなたは燃える怒りを送り出し、それは彼らを刈り株のように食い尽くす。
あなたの鼻孔の一息によって、水は盛り上げられ、せきとめられた洪水の水
のように、静止した。
逆巻く水が海のただ中で固まった。
敵は言った。
「わたしは追跡する。追いつくのだ! わたしは剣を抜く。わたしの手は彼らを
追い散らすのだ!」
あなたはご自分の息を吹きかけ、海は彼らを覆った。
神よ、神々の中に誰かあなたに並ぶ者がいるでしょうか?
神聖さにおいて強大な事を示されるあなたに並ぶ者がいるでしょうか?
賛美の歌をもって、畏れかしこむべき方。
神は定めなく、まさに永久に王として支配される。
出エジプト記 15章からモーセの歌 抜粋
モーセ、詩人ですね。カッコいいです。この歌のあと、なんとお姉ちゃんミリアムの歌もあるんです。お姉ちゃん、タンバリン持って踊って歌うんです。
いくつやねん? まっ、ま、まぁ、めでたい事や。踊ってパンツ見えても許してやろやないかい。イスラエル人よ、踊れ! 喜び叫べ! 解放された記念日や。
ハナスも嬉しくてつい調子に乗りました。
さあ、ニンニキニンニンニン、スミレちゃんの鼻歌と共に、イスラエル国民、カナンへ、約束の地へ向かいます。しかし、これが前途多難です。喉元過ぎれば熱さを忘れる国民です。
モーセガンバレー!
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