第8話 ノアとの契約

 ノアたち家族は動物たちと共に箱船から出ました。さあ、自由です。何をしてもいいのです。ノアはまず最初に何をしたでしょうか?


「ノアは神のために祭壇を作り、清い動物と清い飛び生き物の幾らかを祭壇にのせ、全焼の捧げ物をした」八:二十


 神様ありがとうって感謝したんですね。箱船に入る時、雄と雌二匹ずつ入れましたね。けど、後で使う動物覚えていますか?


 七匹ずつ入れた動物です。ここで焼かれちゃったんです。その動物たち、聞いてないよーって叫んだかもしれません。神様はノアの行動を喜ばれました。


「私は二度と、人がしたことを理由に地面に災いを下したりしない。人の考え方は子どもの時から悪いのである。私は二度と、今回のように全ての生きているものを滅ぼす事はしない」


 えっ? 大洪水起こしたのって、人間は悪いことしか考えてないからでしたよね。今度は、人間って小さい時から悪いことしか考えてないから、もう諦めてるって感じです。納得いかないんですけど。


 例えでこの事を説明しましょう。自分の子が薬をやる。親は子どもの事を考えて、まずは捕まえてもらい、刑務所へ入れる。これが滅びです。


 罪を償って出てきた子どもがまた薬をやろうとする。根本的に悪いんです。だから、刑務所に入れるのではなく、薬物依存を治すために病院へ入れる。これは親の愛。神様も、人間って根っこが悪いから、滅ぼすのはやめて、憐れみをかけるんですって。病院はイエス・キリストです。なんともややこしい。


 だから、人間同士が喧嘩しようが、戦争しようが、暴力振るおうが、滅しません。憐れみをかけてイエスの所に行きなさいって言うだけです。


 また、ノアと色んな契約を結びました。つまり、ノアの子孫との契約です。


「子を生み、増えて、地上全体に広がりなさい。……生き物たちはあなたの手に委ねられる。これらはあなたたちを恐れて怯える。生きている動物はどれも食して良い。……ただし、血を含む肉を食べてはならない。……人を殺して人の血を流す者は、人に殺されて血を流す事になる」九:1〜六 抜粋


 簡単に説明しましょう。若い三組夫婦に、エッチして子ども増やしなさいね。って事ですね。そして子どもたちもどんどん結婚して子ども増やしてね。って事です。最初の頃は、いとこ同士で結婚したでしょう。


 親戚だらけでしょう。ノアからしたら、孫やひ孫だらけ。笑


 そして、動物食べていいよ!って許可がおりました。洪水前までは人間は肉を食べませんでした。野菜だけで健康維持できたんです。しかし、資料によると、天門が開かれた時に、人間にとって有害物質をシャットダウンしてきた層が破壊されました。寿命も短くなるでしょう。肉食べないと必要な栄養が摂れなくなったんでしょう。

 

 しかし、乱獲されないように、動物たちには人間を恐れる本能を与えられました。動物が人間食べるのも無しです。


 そして肉食べてもいいけど、血はダメよです。この部分が色々解釈されていますね。一滴の血を残さないように塩で血抜きする民族あります。輸血拒否の宗派もあります。血を飲む事は悪魔崇拝だと徹底的に避ける宗派もあります。


 何が正解かは分からないので……お好きな考え方でどうぞ。スッポンの血。


 神様はもう、自分で悪人滅ぼさないので、死刑制度を提示しています。「目には目を、歯には歯を。魂には魂を!」です。そして最後は有名な契約を結びます。



「生きているもの全てが洪水で滅ぼされる事は二度とない。雲の中に虹が出来ると、私は必ずそれを見て……永遠の契約を思い出す」九:十六


 虹の🌈契約です。雨上がりの虹は神様がもう、洪水で人間を滅ぼさない事の約束のしるしだそうです。良かったです。水責めじゃないだけですけどね。怖。


 次回、ノア失敗しちゃった。何の? どうして? どうなった?をお送りします。


乞うご期待! 

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