第2話

何分経ったのだろうか?あれほど取り乱していたのに今は驚くほど落ち着いている。

視野も良好だし、頭の回転も速い。


「落ち着きましたか?」

そう、さっきの女性が問う。

「はい...。私は...本当に死んでしまったのですか」


女性はうなずいた。

さっきのような、驚きはない。これは事実なのだ、いくら騒いでも意味などない。


私がそう考えていると女神は少し驚いたような声で言う。

「驚き...ましたね...」


「なにがですか?」


「普通ならもっと取り乱すと思ったのですが...さすが黒様のお選びになった方ですね...」


何を言っているのかさっぱりわからない。


「あの、黒様...とは誰ですか?それに選ばれた...って...私は普通の女子高生...なんですけど...」


「黒様は、この天界を収める神の一人でございます、この度彼は猫の姿となり人間界におりていましたが、その時車に引かれそうになりました、擬態をしている間は、神といえど、とても弱いからだ、あのまま行けば最高神の一人が死ぬとこだったのです。 最高神が一人死ぬだけで星が1つ滅びるかもしれません。」


「そ、そうなんですか...!?」

先ほど救った猫がまさか神だったなんて思ってもみなかった。

「そうなんです、なので如月さんあなたはある意味地球を救ったとも言えますね、黒様の担当されていた星は地球を中心とした太陽系の星でしたから、あのまま行けば被害にあうのは確実に地球でした。」


そういわれると少し安心する、向こうの人からすれば猫一匹に命を懸けたバカな少女に見えるかもしれないが、実際はそんな人たちの事も救ったのだという優越感に浸っていられる。



「しかし、ここでまた問題が生まれます。」

女性は話し始めた。


「問題...ですか...?」

話はてっきり終わったと思っていたのだが...まだあるのだろうか...?

「はい。如月さまはどこにいる高校生でありましたが今は最高神を救われたお方、このまま魂を天界に返すと、ほかの魂を取り込んでしまうかもしれません。そこで、二つオプションを用意させていただきました。」


ーーーーーーーーーーーーーーー

短くてすみません...

どんどん投稿していくつもりなのでお許しください。

(あれ?さっきマイペースに投稿するって言ってなかったっけ?

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