第32話 frost flower poetry

その夜、バイト先に電話してみたら


意外にも、店長は冷静で、そして優しかった。



「....そう、来てくれると嬉しいけど。」


とだけ告げた。


静かでクールな印象。


あの人がもし、お花だとしたら

なんの花だろう。


水仙だろうか?それともシクラメン?


蘭かな、なんて想像したりした。




...でも、どこから見ても人にしか見えないけれど。



そうすると、気づかないだけで

お花だったり、石だったり、草だったり

そういうひと?がいるってことなんだろうな。


僕は、そんなふうにも思った。

そうすると、大きな木を切ったりするのは

良くない事なのかもしれないな。


なんてふうにも思った


ヴェジタリアンなんて、そういう事がわかんないんだろう。


命に代わりはないもの。






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