第30話 the very thought of you

丘の上のこの家から

遠い渚を眺めると


水彩画のような街並みに、ぽつり、ぽつりと

灯りが。


ふたばは、思う。



...あの灯りの、ひとつひとつに

あたたかな、しあわせが

あるのでしょうね.....



そう思うと、淋しくなってしまいます...



わたし、どうしたのでしょう?




ふたばは、はじめての気持ちに戸惑っていた。

それは、ひょっとすると...とてもステキな

first site of love ?


生まれたての朝のようなmint blue

朝靄の渚に芽吹くfresh green..


でも、ふたば自身は

なんとなく、胸苦しい想いに包まれて...



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