第13話 logic of dimention

0次元は、点しか存在しない世界だ。

だから、空間は∞である。


視点によって、例えば地球から星を眺めると

点にしか見えないから、宇宙は無限大に見える。


だが、惑星は近接すれば3次元的な広がりを持っている。


1次元は、直線が存在する。

距離を表現できるのだ。


2次元は、面が存在する。



そして、3次元。

立体空間が存在する。



4次元では、時間の概念を超越できる。

だから、過去や未来の空間へ飛ぶことができ


5次元では、それら空間を往来できる。


6次元では更に、その空間を曲線で表現できる。

歪みが生じるわけで、直線的な発想では

見えない事象も生まれる事になる。


更に、7次元では

それらの空間が、複数存在する可能性が示唆される。


だから、地球上の重力場観測により

多次元空間の存在が予測されるとすれば



それは、おそらく


かすみと僕のように、別の次元を往来する者の

次元や、かつて神話、とされていたような

木や石などに意志が存在していた世界がある、と

言う事だ。



今、それらの世界との往来が減ってくると...

地球の重力場が変化してしまう。



例えば、愛。


愛する瞬間、時空は飛び越えられる。

その時の時空も、地球上の時空である。



愛を信じる人が減り、3次元的な尺度でしか

物事を計れない人が増えるなら、それは

時空が変化し、単次元時空になってしまうと言う事だ。


だから、重力場は変化し、そうした人たちによって

環境は変化していった。


3次元的な損得勘定だけで、化石燃料を燃やし続けたりして



住みにくい惑星になったのだ。



僕はそんなふうにも思った。


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