第12話 dream in dream

そして僕らは、朝まで眠った。


夢の中で、かすみに会った。


ふつうの女の子の姿をしたかすみは、清々しく爽やかで

でも、どことなく不思議な魅力のある子だった。


案外、これは夢ではなかったのかもしれない。


かすみは、僕の意志と異なる行動をし


僕らは、笑いあいふざけあい、愛し合って眠った。

柔らかくか細く、可憐な彼女は

かすみ草のようだった。

ふんわりと優美で、温もりに僕は感動した。




夢のゆめ、なのかもしれないが。

もしそうなら、4次元の夢の中の4次元、と言う事になる。




それは、至上の時であった。

いや、時などなかったのだが....


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