第199話 池田湖の砂浜

友里絵は、お花売りのおばさんと、お話。


「かわいい湖ですね」と、友里絵。



おばさんは、にこにこ。日焼けの顔、ほっかむり。

畑にいそうな感じで

「池みたいだろ。」



友里絵が頷くと、おばさんは


「さいしょに見た人が。


「なーんだ、池だこりゃ。」


って言って。

いけだこりゃ。

いけだこ。


になったんだと。」と、にこにこ。




由香「おもしろいね。」


友里絵「ホント?」



おばさんは「さぁ」




なーんだ、と・・・みんな、笑う。



「もってきな」と、お花売りのおばさんは

鉢植えとか、お花とかを友里絵に渡す。



友里絵は「ありがとー。」と、にこにこ。素直に貰う。



おばさんは、うんうん、と頷いて。


友里絵「年賀状書くから、住所教えて」


おばさんは「いーよ、そんなの。」とはいいながら。教えてくれた。



友里絵にこにこ「ありがとー。」





由香「友里絵、好きだもんね。手紙。」



友里絵は頷く「筆まめ子なの。お礼もしたいし。あとで」




お花と、鉢植えを貰って。にこにこ。




「誰とでもお友達になれちゃうね、友里絵ちゃん」と、愛紗。



菜由は「かわいいから」





由香「イヌ型だよ」



友里絵「猫派なんだけど」




荷物が増えちゃった。どーしよ、とか言いながら・・・・。

楽しい旅は続く。




「砂浜になってるね」と、由香。


コンクリートの道路から、下3mくらい。

細かい砂利と、砂。


階段が付いていて「降りてみよ」と、友里絵。



「波があるねー。海みたい。」と、友里絵。


「シジミ取れるかなぁ」と、その辺りを掘ってみたりして。



「やっぱイヌじゃないのか?」と、由香は笑いながら。



♪~どじょーお、いるかな~♪ めいぶーつー♪ 


♪よいよい♪


なんて、ヘンな歌を歌いながら砂浜を掘っている。



「おもしろい奴」と、由香は笑って。「なんか出たか?」



友里絵は「なんもでないねー。」




「金が出るぞ」と、由香。




「また金かい。欲求不満だろー。」と、友里絵。




「バカ、でっかい声で言うな!」と、由香も笑う。



さっきのおばさん達も、笑っている。










池田湖から、指宿駅までは距離は近くて

市街地を走るバスなら、10分くらい。


愛紗たちは、海岸沿いを回って来たので

ぐるっと、遠回りして遊んできたと言う訳。





帰りは、直行便で行く事にした。

さっきの終点バス停に、似た色合いのバスが停まっているけれど。



「何時がある?」と、菜由。


愛紗は「13時」



あと30分か。と、由香は時計を見て。



「おーい、置いてくぞー。」と、砂浜で遊んでる友里絵に(^^)。




「ちょっと待ってー」って。まだ、砂浜でなにかしている。










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