吉原動乱 8



 いなりは着地したのも束の間。

 間合いを詰めて男の鳩尾みぞおちに膝蹴りする。

だが、男の体は動かない。鳩尾に突き刺さったいなりの足を掴み、ぶんといなりを放り投げる。

風切り音が耳をつんざいた。

いなりは術で衝撃をやわらげて着地。 間髪入れずに男の足がいなりの顔に落ちてくる。

 転がってそれを避け、変わりに仕掛けておいた術を発動させる。

 いなりがいたはずの箇所に炎が吹き上がり、男を飲み込んだ。遅れて、爆発音が空気を揺るがせる。


「時限爆弾か。」


だが、轟々と音を上げて燃え盛る炎の中から、白い男は悠然と現れた。スーツが多少汚れているだけで、それらしい外傷は全くと言っていいほどない。

いなりは心中で舌打ちをした。


「実際に自分で爆弾を喰らった感想はいかがですか。」

「対人には向かないな。」

「では、これでも?」


いなりは手の平を男に向ける。

手の先には巨大な火矢がある。いなりが指を鳴らすと、火矢は真っ直ぐに向かっていく。


「なるほど。炎であれば自在に操ることができるわけか。火遊びもいいが、私は忙しくてね。」


 しかし、それは間に入った何者かによって弾かれた。


「まず、君の相手はこの子だ。」


 男の前には、赤いモノが立ちはだかっていた。

 大柄なは巨大な大鎌をたずさえ、背中には、赤いマントを羽織っていた。顔には口元が三日月に裂けた白い仮面をかぶっている。


「怪人・赤マントという都市伝説だ。私のお気に入りの一つだよ。」

『赤いマントが好きかい?それとも、青いマント好き?』


 この怪異に赤がいいと答えたら、鎌で切り殺される。反対に、青がいいと答えたら、水攻めにあって殺される。

 つまり、結局は赤マントに殺される末路しかない。


「しいて言うのであれば、『マントがそもそもださい。』ですかね。」


 色を選んだわけではないにも関わらず、赤マントの大鎌がいなりの首に迫ってくる。それをいなりは後ろに飛びさすってよける。背骨を凍らせるような風切り音が目の前を通り過ぎた。

 さすがにマントアイデンティティーをののしるのはいくら意思のない仮想怨霊とはいえ逆鱗だったか。

 赤マントは滑るようにして距離を詰めてくる。まるで幽霊のようだ。予備動作がほとんどないため、次の行動が読みづらい。

 人の恐怖というのは、ここまで肥大化するのか。


(それにしても、分が悪すぎる。)


 いなりの戦闘スタイルは炎を利用した中距離戦闘。素手での近接戦もできるがしかし、長物を相手に無手で近接戦を挑むのは自殺行為すぎる。

 いなりは赤マントの攻撃を横に大きく飛んでかわし、炎の壁を出現させる。

 この壁は攻撃のためではなく、ただの時間稼ぎだ。それも、長くはもたない。


「本当はあまり得意ではないのですがね。」


 いなりの手のひらに火の玉が現れる。揺らめく炎は徐々に一点に集中し、まとまっていく。

 そうして、二本の手刀がいなりの手の中で形づくられた。

 熱光線の応用版である。炎の火力を最大にして留めておけば、ビームサーベルもどきができる。しかし、かなりの火力を要するのでそう長時間は持続しない。


「ほう。では私ももう一つ、手札を切ろうか。」


 男が手を掲げた。

 すると、黒い穴が彼の足元に現れた。物理的に穴をあけたわけではまずないのは間違いない。

 また、仮想怨霊を呼び出す気だ。

 いなりは火矢をその穴めがけて降り注がせる。

 しかし、炎は穴に吸い込まれるだけで、なんの手ごたえもない。そうこうしているうちに、黒い穴から何か大きな影が現れた。

 それは、一頭の巨大な犬だった。鎖を首に巻き付け、口から垂れた涎が金属に触れると、シューっと音を立てる。

 ただの犬ではない。

 一つの首に、三つの頭がついている。


「ケルベロス・・・。」


 ギリシア神話に登場する犬の怪物、冥界の神・ハデスが支配する冥界めいかいの番犬である。


(この野郎・・・)


「番犬としてこれほどの逸物はないだろう?」

「いい性格をしていますね。」

「誉め言葉として受け取っておこう。」


 男が手をたたくなり、ケルベロスがいなりに向かって襲い掛かる。

 



◇◆◇




怪物と見越し入道はむんむんとうなり合う。力が互いに拮抗し、1歩も譲らない。

 その隙に、愁は怪物の肩へ飛び移った。怪物は見越し入道によって抑えつけられて身動きがとれない。今がチャンスだ。

 人間や人型の妖怪ならば、体のどこかしらを切れば出血多量に追い込むことができる。しかし、体がでかいものは手足を切っただけではそんなにダメージがない。そもそも、妖怪でもないこの怪物バケモノの場合はなおさらだ。実際に愁が手首を切り落としても、すぐにその手首の部分は再生をした。

 しかし、


(首ならどうだ―――)


 だが、愁が大太刀を振りぬこうとした瞬間。

 うおおおおんという、鼓膜を引きちぎるような低いうなり声を怪物があげた。そして、その体が大きく揺れ動く。

 

「うおっと!?」


 危うく落ちそうになりながらも、愁は刀を怪物の上腕部分に突き刺して落下を防いだ。

 下に目をやると、見越し入道がビルとビルの間に倒れていた。


「おっさああん!!無事かぁ!?」

「俺のことは気にすんな!それよりも前を見ろ!!」


 はっとして顔を上げる。

 すると、触手が一斉に愁に襲い掛かってきた。


「うおっ、このやろう!!」


 愁は慌てて刀を怪物の体が抜き、襲いくる触手を振りさばく。だが、触手は再生し、切った分だけ数が増えていく。そのうえ、ここは足場自体が敵なのだ。肩に乗っかている敵を振り落とそうと、怪物はめちゃくちゃに体を揺らす。何とか踏ん張るが、

 このままでは押し負ける。

 

 パチリと、脳裏で何かがはじけた。ざあっと、スライドショーのように流れる関係のない映像群が愁の頭の中に流れ込んでくる。


(そうか。これは)


 走馬灯というやつだ。


 また、パチリとはじける。


 その時、愁はどこかの庭に立っていた。

 目に入るものすべてがモノクロで、時が止まってしまったかのように静止している。

 そので、愁の目線は低い。庭から見える縁側が額のすぐ横にある。

 自分は何かをじっと見ていた。

 モノクロの世界で唯一、そこだけが色彩を帯びていた。

 真っ白い死装束のような着物を着た女。それを抱える黒い男。 

 そして、男の手から滴り落ちる、真っ赤な血―――



 ―――強くなければ、誰も救えない。 



 そこで、愁の意識は一気に覚醒した。


(だめだ。絶対に、俺がこいつを倒さねえと。)

 

 自分がここでやられたら、確実にいなりのところにこの怪物は行く。

 この怪物は、ここで自分が仕留めなくてはならない。

 何をのんきにしているんだ。


 

 もう、自分は。 



 愁は刀に妖力を籠める。

 刀は青く放電し、触手を焼き切った。

 焼き切られて断面が焦げているせいなのか、触手の再生速度が若干遅くなっている。

 

(しめた。)


「うおらぁあああ!!」


 愁は斬って斬って、斬りまくる。

 触手が少なくなったところに突っ込んでゆき、また斬る。

 自分は頭を使うことはできない。 

 圧倒的な力が目の前に立ちはだかるなら、それすら飲み込む力で対応すればいい。

 

「日本の鬼の底力、舐めるんじゃねえぞ・・・!!」

  

 怪物が片腕を振り上げた。 

 愁はその大木のような腕による攻撃に備え、刀を構える。


(腕ごと切り落としてやる。)


 その時。

 空中で紅蓮の炎華えんかが咲いた。


「なあにぐうすか寝っ転がってんだ御輿みこしぃ!!手前てめえの背中の浅草の文字が泣いてるぞぉおお!!」


 大きなかつが天にとどろく。

 夜景の明かりに照らされて、背中の黒い浅草の文字が躍った。


「三吉さん!?」


 ビルの屋上には、三吉が腕組みをして仁王立ちしていた。

 彼の周囲には鬼火が輪を描いて浮いている。


「吉原の方はもうでぇじょぶだ!!何も考えずに首をもってけ!援護ならいくらでもしてやる!」

「うっす!!」

 

 三吉は両手を振り上げる。

 

刮目かつもくしやがれ!!これが御灯みあかしの一世一代の大花火でえぇい!!!」



 爆炎術―――日輪ひのわ華火はなび



 大輪の花火が二つ、上空で花を咲かせて怪物の両腕を奪う。

 その痛みで怪物は身をよじらせた。しかし、直後巨大な龍が現れ、怪物の胴体に巻き付き、動きを封じる。

 

「な、龍!!?」


 それは、清流のように美しい龍だった。幻想的な見た目をしているが、みしみしと物凄い力で怪物を締め上げている。

 まさか怪物クトゥルフのような仮想怨霊の亜種であろうか。

 しかし、この龍は愁に襲い掛かってくる気配がない。それどころか、怪物を敵とみなしている。

 一体どういうことだ。


「安心しろ馬鹿鬼!それは味方の術だ!!」


 今度は別の声が下の方から聞こえてきた。虎徹の声である。

 

「そりゃありがてえこったな・・・!!」


 おかげで首回りががら空きだ。

 愁は、大太刀を大きく振りかぶった。


 

 雷術―――獅子ししおど



「・・・そう簡単にゃあ、いかねえか。」

 

 だが、刀は首の途中で動きを止めた。

 うごめく触手によって、刀の速度を緩和されたのだ。

 しかし、愁の口元は弧をえがく。


「けど、これならどうだ・・・!」


 クトゥルフの首に突き刺さった状態で、大太刀が青電せいでんを帯びる。青い火花を散らせて、首が破裂した。



 雷術―――雷獣のあぎと



 ごとりと、首が地上に落ちる。 

 胴と頭の二つに分かれた怪物の体は、さあっと黒い霧となって崩れていく。青いいかづちが、虚構の怪物を物語フィクションへと返した。 

 タイミングを見計らっていたかのように、自由落下する愁を何者かの手が包み込む。見越し入道だ。

 愁は、ビルの屋上へと目を向ける。そこには、親指を立てた三吉の姿が見えた。愁は親指を立て返す。 

 直後、電池が切れたように愁はばたんと後ろに倒れた。

 

「いなり、あとは任せたぞ。」


 本当に底まで力を使い果たしてしまった。

 もう指一本も動かない。

 愁は見越し入道の手のひらの上で、大の字になって脱力した。




◇◆◇




「うじゃうじゃうじゃうじゃと・・・いつまで湧いてくるんや!!」


 黒い群れを薙ぎ払いながら、八重は道路上で吠えた。


「少し落ち着け、八重。」


 陽光の背中には北斗がまたがっている。影月が北斗に近づく仮想怨霊を片っ端から噛み砕いていく。北斗は申し訳程度に鉄パイプを手に持っていたが、あまり役に立っていなかった。

 

 北斗と八重もまた、スカイツリーを目指していた。白い男の妖力の気配をたどっているうちに、八重が男の狙いに気が付いたのだ。

 だが、際限なく出てくる仮想怨霊の群れに、二人は足止めをくらっていたのである。

 妖力によって身体能力を強化しているとはいえ、さすがに狛狗も八重もスポーツカーと同じ速さで走ることはできない。追ってくる仮想怨霊の足はそこまで速くはないが、襲ってくる群れを相手していると追いつかれる。それをまた潰して進もうとすれば別の群れが襲って・・・と、進退窮まる状態に陥っていた。

 何より、戦場となっているのは高層ビルが立ち並ぶ大都心。障害物建築物を壊さぬよう、八重は妖力の出力を抑えている。槍での近接戦をメインにした戦い方では、どうしても相手にできる数に限りができてしまう。

 思うように力が出せない。雑魚のくせに数だけ多い仮想怨霊がうざい。インフラ施設に気を遣うのが面倒くさい。そんな状況に、八重の苛立ちは沸点に達しようとしていた。


「もう知らん。」


 八重は地面を蹴って飛び上がる。そして、切り離した空間同士の裂け目を足場にして宙をかける。

 まるで階段でも上がるかのような要領で、八重は上空から地上を見下ろした。こうして離れて眺めると、何の変哲もない夜景である。

 八重は大きく息を吸った。

 そして、直下に槍をふるう。



 次元干渉術―――しのさき

 


 ただ一方的に、斬撃の嵐が地上にいるものすべてに襲いかかった。

 八重の斬撃の圏内に入った建造物は真っ二つにけ、コンクリートの道路にはバターをナイフで切ったかのような鮮やかな断層が現れる。

 

「おい・・・さすがにやりすぎじゃないのか?」

「ええねん。あとでお偉いさんが復興なりなんなりしてくれるやろ。」


 口角を引きつらせながら北斗が言う。

 八重は肩に槍を担ぎ、ふんと鼻を鳴らす。インフラ設備がどーだの、云百云千万のビルだの、八重にしてみれば、すべて砂城のようなものだ。壊れたらまた作り直せばいい。


「とにかく、先を急ぐで。向こうから嫌な気配を感じる。なんかまずいこと起きてるかもしれへん。」


「それは困るな。」


 それは、あまりにも静かな声だった。

 日常の雑踏の中で、たまたま聞こえてきただけにすぎないような声。水面の真ん中に落ちた雫のような音だ。

 どこにでもいそうな声なのに、やけに耳にはっきりと残る。


「初めまして、神宿る少年。」


 とっさに、八重は槍を持つ手を北斗の方に向けた。

 りぃんと鈴の音が響き、立方体が北斗の周囲に構成される。八重の作った亜空間だ。北斗だけをそこに押し込め、八重は槍を構えた。

 八重を殺さない限り、この空間を破ることはできない。一番安全な場所である。


「絶対にそこから動くな!」


 全身が真っ黒な男だった。能なんかの黒子くろこのように頭からすっぽりと頭巾をかぶっているので、顔はわからない。

 男は手品師のようにせわしなく手を動かしながら親しげに話しかけてくる。

 

「そんなに警戒しないでおくれ。私はそこの少年と少し話がしたいだけなのだがね。」


 声音はいたって平然としている。敵意はおろか、殺意すら感じない。

 だが、八重は直観的に白い男よりもこちらの方がヤバいと感じていた。


「おい犬っころ共、手前てめぇらのご主人に死んで欲しゅうなかったら働け。こいつは少し、厄介やで。」

『言われずともだ。』


 二頭は低いうなり声をあげながら、前身の毛を逆立てている。先ほどまで虎ぐらいの大きさだったはずだが、今はそれの二回りは大きくなっていた。


「ま、そう穏やかにはいかないか。」  


 黒づくめの男が言い終えるなり、陽光と影月がとびかかる。

 しかし、黒づくめの男に触れる前に、二体の体が吹き飛ばされた。攻撃がはじかれたのだ。

 おそらく、何かしらの術による結界だろう。


(なら、それごとたたっ斬ったる。) 


 八重は槍を横に一閃ふるう。

 

 次元干渉術―――空間断絶


 だが、その攻撃は男に


「何やと!?」


 黒づくめ男はその場に無傷で立っている。服には傷一つついていない。


「これはすごい。空間干渉系の妖術か。まさかそんな妖怪がいるとはね。」


 八重の術は、黒づくめの男に触れる手前で消滅した。何らかの術で相殺されたわけでもなく、突然消えたのである。

 八重は真後ろに飛んで男との距離をあける。

 陽光と影月、八重の三者で、三角形に男を取り囲んだ。 


「さすがは元・西の四大妖怪。得体のしれない相手には距離をとって様子をうかがう。賢明な判断だ。」

「ほう、うちを知ってるのか。」

「そりゃあ有名人だからね。五摂家ごせっけの一角・四国八百八狸はっぴゃくやたぬき総元締そうもとじめたる、隠神刑部いぬがみぎょうぶの跡取りとして。」


 さっと、八重の顔色が変わる。

 男の一挙一動を見逃さじと見開かれていた両の目に、怒りの炎が宿る。


「手前・・・どこでそれを!」

 

 その時だ。

 黒づくめの男の背後から、一本の刀が振り下ろされた。

 が、すんでのところで黒づくめの男が体を前方に倒してよける。刀は虚空を切るが、返しざまに横から男の胴を切り付けた。黒づくめの男は前方にさらに体を倒し、そのまま両手を地につけて足で刀を蹴り上げた。

 はじかれた刀は宙を舞ったかと思えば、急にぴたりと止まる。そして、引き寄せられるようにして、突如黒づくめの男に斬りかかった者の手の中におさまった。


「やーっぱ、こうなってたか。」

「お前、確か陰陽寮の・・・!」


 くるくると手の中で刀を回しているその男―――確か名は、刀岐恭介といったか―――は、八重に一瞥をくれると、のそのそとこちらに近づいてくる。

 けだるげな目は、いかにもまずい現場であるこの状況を前にして、関わることを全身で拒否していることを如実に示していた。

 刀岐は口にくわえていた煙草をふっと吐き出した。


「おい、あんた人間だろ?それも俺らと同じ、視えるタイプの。でもさあ、俺、あんたのこと知らないんだよね。」


 刀岐は刀の切っ先を黒づくめの男にむける。


「ただの野良のらはらい屋ってわけじゃなさそうだな。」


 刀岐の目が鋭く黒づくめの男を睨みつけた。

 その時。


「陰陽師、後ろ!」


 仮想怨霊が背後から刀岐に飛び掛かったのは、八重が叫んだのとほぼ同時だった。


 パァンという乾いた銃声が響いた。


 さあっと風が流れ、黒くなった灰を空気中に散らす。

ふうと、拳銃から登る白煙を吹消し、刀岐は口に煙草を咥えた。

 じっくり味わうように煙を吐き出してから、刀岐は「やっぱ落ち着くわー。」とつぶやく。


「悪いが俺はまっとうな侍ってわけじゃないんでね。刀だけが獲物じゃねーんだわ。」

「これは失礼した。今の時代の陰陽師はそういう道具を使うようになったんだね。」


 黒づくめの男はおどけたように手をひらひらと揺らす。


「で?どうするんだ。こっちは二人と二匹。対してあんたは一人だ。まさかここで火事場のなんとやらを発揮するつもりか?」


 刀岐は明らかに挑発行為をしてみせる。

 だが、黒づくめの男はたいして気にも留めた素振りを見せない。

 いやにそれは、八重の胸を騒がせた。


「いやいや、そんな馬鹿らしい真似はしない。私はただ。」

「何・・・!?」

「お友達が頑張っていたようだけど、残念だったね。時間切れタイムアップだ。」


 八重のこめかみを汗がつたう。

 

(まさか)


 街は完全な闇に包まれた。





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