吉原動乱

夜の街 

◇◆◇




(ああ、しくじった。)


 タクシー運転手は、がんと拳をハンドルにぶつけた。

 地元生まれ地元育ち、さらには地元のタクシー会社に勤め、この街のことは知り尽くしているはず。しかし、どうやらそれは過信だったようだ。

 タクシー業歴三十数年にして、まさか業務中に渋滞に巻き込まれてしまうなんて。普段はそんなに混まないはずの道なのだが、思いがけないこともあるものだ。

 車の行列はなかなか進みそうにない。

 運転手は座席に体をどさりと預け、ぼんやりと歩道の方を眺める。薄暗くなってきたこの時間、歩道にはまばらだが人影がある。

 午後のこのくらいの時間になると、観光客の足は減り、地元民達の活動時間になる。夕飯の買い物とかに、みな出かけだすのだ。


(ん?)


 視界の端に、何かしろっぽい影のようなものがちらりと入る。運転手は目を凝らそうと、ぐっと体を窓に寄せた。

 しかし、そのはすぐに消えてしまった。


(いかんいかん。)

 

 はっとして、運転手はぺしりと自分の額を打った。

 自分は昔から所謂、霊感とやらが強い性分だった。墓場に行った後には妙に肩が重くなったり、ふとしたときにぞくりと寒気が走ったりするのだ。

気のせい、といえば気のせいにすることもできるのだが、どことなく、何かがいたような気配を感じるのだ。

 それは、五十を過ぎた今でも変わらない。

 別にそれで何か困る、というほどでもないのだが、それでも気味悪いものは気味が悪いものだ。できる限り気にしないように気を付けてきたつもりである。


(全く、いい年になってもいっちょ前に好奇心ばっかりは残るもんだ。)


 爺臭じじくさくなりたくないと思うが、それでも気持ちばかり若すぎるというのもどうか。悩める齢五十、これ如何いかに。

 自分に突っ込みをいれ、自嘲気味にひっそりと笑う。

 

(お?あれは一体・・・・・どういう団体だ?)


 それも束の間のことで。

 運転手の目に入ったのは、若い五人連れ。大人・・・いや、大学生ぐらいだろうか。

 この街は観光地であるため、別に学生の団体一行がいても不思議ではない。この時期だと、もしかしたらサークルの旅行なのかもしれない。女子二人、男子三人、いかにもサークル団体に見える。

 ただ、目を引いたのは彼らの姿だ。

 特にこの時期は祭もない。なのに、着物を着ているのである。いや、確かに着物ぐらいなら着付体験やらでも着ることはあろうが、それとは違う気がするのだ。

 一行の先頭に立って歩いているのは、涼し気な目元をした青年。黒い着流しに黒の帯を締めている。その横で歩いているのは、赤髪の青年。先頭を行く青年と似たような格好をしているが、彼はさらに黒に金の刺繍を施された羽織を羽織っている。若いのに、いきな着こなしである。そして、二人から少し後ろに下がった位置にいる青年は、神主の着るような白の着物に青い袴をはいていた。

 少女らの方は、一人は薄緑の着物に濃色こきいろの袴をはき、茶色がかった髪を一つに高く結い上げた少女。もう一人は緋色あけいろの着物に紺の袴をはいている白っぽい髪の少女だ。花に関してあまり詳しくないので、柄の花の名前は分からないが、それでも二人の見た目によくあった花なのはわかる。

 着付体験にしては、出で立ちがてんでばらばら。コスプレかといえば、そんな安っぽいものじゃあない。

 彼等からはどことなく、風格のようなものを感じるのである。着物にのだ。

 もしかしたら芸能人の撮影なのかもしれない。今の若い子はどんな子がいるのか分からないが、きっとテレビに映るとしたら、彼・彼女等くらいのとびっきりの美男美女だろう。

 一体どこに向かうのかと目で追っていると、ふいに土煙が巻き上がった。

 そして、土煙が五人の後ろを横切り、自分の視界を遮る。

 そのすぐあとのことである。

 ふっと、五人の姿が視界から消えた。

 角の向こうに曲がったわけではない。まるで、そこに見えない幕が降ろされたかのように消えてしまったのだ。

 はて、自分は一体何を見たのか。

 運転手は目をこすり、眼鏡をかけ直してから、もう一度窓の外に目をこらした。

 しかし、もう一度見てもそこにあるのはいつもと変わらぬ浅草の、さびれた一角だった。




◇◆◇




「おい、目的地ってここか?」 


 大きな石造りの鳥居を見上げ、愁が尋ねる。

 こっそり学校を抜け出した後に、黒羽が四人を連れてきたのは雷門が出迎える門前町・浅草・・・・・を通り過ぎた場所にある、神社の前だった。

 ここに来る途中で浅草を通りすぎたのは、黒羽が懇意にしている呉服屋によってきたからである。なんでも学生姿だと不都合な場所らしく、その呉服屋でわざわざ袴を見繕ってもらったのだ。

 その呉服屋というのは妖怪が営んでいて、事情をよくよく把握しているらしい。黒羽の注文を聞くなり、ぱっぱと品を出して、戸惑ういなり達を試着室に押し込んだ。挙句の果てに、「お代はけっこう」とまで言うのである。八重は「ほんま?そらおおきに。」なんて言ってるが、いなりは良くない。

 袴の生地からして、大変上等な品であるのは間違いない。さすがにこれほどの一級品をただで頂くことはできないと、いなりは後で必ずお代を払うと申し出た。しかし、店主のは、着物の中から伸びた細く白い手を頑なにぶんぶんと振るう。店主の心遣いを無下むげにできるはずもなく、いなりが折れふこととなったのだ。しかし、いなりは後でみずめに頼んで、お金に変わる何かを、この気のいい店主に送ろうと心に決めた。

 そんなこんながあって連れて来られてきたものの、着いた場所はどこの街角にでも見られるような、よくありそうな神社の鳥居の前である。どうしてこんなところに来たのか、とんと見当がつかない。

 いなりは天を仰いで鳥居を眺めた。

 鳥居には、ぬきの部分にしめ縄がかけられ、両脇に吉原神社の文字のかかれた提灯が下がっている。鳥居の先にあるのは、鮮やかな朱塗りの美しい、大きな神社―――吉原神社だ。


はねー。まずは足を踏み入れてみなよー。」


 そういって、黒羽は鳥居の下をすっと潜り抜けてしまった。

 しかし、黒羽が鳥居の真下を通り越した瞬間のこと。


「消えた・・・・・?」


黒羽の姿が消えてしまったのだ。

 残された四人は絶句する。


「お、おい・・・・消えたぞ?あいつって、烏天狗だったはずだよな?まさか、ここにきていきなり、『実は幽霊でしたー』とか、言いださねえよな?」


 かたかたと肩を震わせながら、愁がいなりと北斗を振り返る。


「そんなことあるのか?」

「ありませんよ。」

 

 愁の妄言もうげんを本気にしかけた北斗をいなりはばっさりきり捨てる。

 

「鳥居に空間系の術でも仕掛けられとるんやないの?」

「おそらく、そう考えるのが妥当でしょう。」


 八重はじぃっと、注意深く鳥居を見つめる。

 黒羽幽霊説よりもずっと現実的で、いなりはほっと安心した。

 だがしかし、八重は八重である。


「ま、ぐちぐち言うよか行った方が早えわ。」


 そう言うなり、八重が真っ先に鳥居の方へ足を踏み出した。「ちょ、待てよ!」と、後を追うように愁が続く。

 残されたいなりと北斗は唖然あぜんとした。

 しかし、行かないという選択肢があるはずもなく、北斗といなりも顔を見合わせ、鳥居へと近づく。

片手を突き出し、鳥居に潜らせてみるが、何も変わったことは無い。いなりは意を決して、提灯の下を通り、下をくぐり抜けた。

 通り抜けた先には、八重と愁、そして黒羽の姿があった。

 しかし、それだけではない。


「さあ、やってきましたー!!」


 鳥居の外に広がっていたのは、大通りに沿ってずらりと並ぶ十、二十軒も大小の妓楼ぎろう。街道の真ん中には秋の初めにも関わらず、季節外れに夜桜の花が満開に咲こぼれている。そして、その穴を埋めるように料理店、芸妓置屋などの紅灯、青灯が点在し、その間から流れてくる弦歌げんかや艶めかしいさんざめきが、行き交う者を魅了する。


謀略ぼうりゃくと、愛憎あいぞう渦巻く魅惑の街、吉原よしわらさ。」


聖域への入り口ともいえる神社の鳥居の向こうに、壮大な遊郭街ゆうかくがいがあるとは誰が予測できようか。

 予想だにしていなかった光景に、思わずいなりは目を丸くした。


「どこに遊びに来てんだよ手前てめぇ!」


 黒羽はすぱんと愁に頭をはたかれながら、からからと笑っている。今回はいなりも八重も、愁を止めなかった。確実にこれは確信犯である。

 どうりで学生に見えないような服装を、と言っていたわけである。ようやく理解した。


「だから言ってるじゃんーだよー?あれれ、愁は知らないのかい?ここは男と女がくんずほぐれつ乳繰ちちくり合って」

「んなことわざわざ言わなくたってわかるわボケ!!」


 「いったいお前は何しに連れてきたんだよ」と、赤面する愁が黒羽をがくんがくんと揺さぶる。


「まあまあ、それは冗談として。ここはただの花街って、わけじゃないんだよねー。」

「どういうことだ?」


 愁の手から解放されると、黒羽は乱れた襟元を丁寧に直す。


「吉原は東の地で唯一の完全独立地域。」

 

 独立地域という言葉には、いなりも聞き覚えがある。

 ―――独立地域。それは、四大妖怪の勢力圏に属さない土地のことを指す。

 古くからその土地に住む妖怪の勢力が強い土地である場合、そこに四大妖怪制度は適用されない。なぜなら、四大妖怪制度が成立するのは、四大妖怪が治める土地に土着している妖怪達よりも力が強いことが前提であってはじめて成り立つからである。 

 そうでなければ、誰も望まないような多くの血を流さなければならない。

 そのため、そのような地域では今もなお、古い時代の慣習を踏襲しているだ。吉原はその一つであり、四大妖怪制度以前からの妖怪勢力が強く、強固な土地体制が成り立っている。


「妖怪の中には人を誘惑することが本分ほんぶんの奴らもいてねー。昔っからそういうのがよく集まった場所が吉原ここってわけさー。それで、江戸時代に入ってから遊郭なんてものを人間が作ったものだから、それを真似る形で花街ができたんだよー。」


 妖怪が人の世に影響を与えることがあるのと同様に、人がまた妖怪に影響を与えることもしばしばある。鎌倉時代における源平合戦しかり、室町時代における応仁の乱しかり、土地ごと巻き込んだ人間の大乱は、時に妖怪をも巻き込んで悪い方向に進む。

 一方で、人間が作った文化を妖怪側が取り込むこともある。

 その一つの例として、貨幣経済があげられよう。人間が生みだした貨幣経済のシステムは、鎌倉時代から始まったと言われている。四大妖怪制度が成立した平安時代以降、妖怪の生活は徐々に人間の生活の中に溶け込み始めている。妖怪が、人間との共存の道を選んだからだ。そのため、貨幣経済もまた、同様に妖怪の生活に浸透し、金がなければ生活もままならないほどになり、現代においては妖怪が人間社会で働くまでになった。

 吉原は、そのたぐいだ。貨幣経済の進行と、江戸時代における江戸(つまり今の東京)の発展により、花街という形態で、妖怪の歓楽街が形成されたのである。


「人間が迷い込んだりしないのか?」

「昔は人間の方の街と混同していたんだけど、今は人間が住んでいる空間とは、この神社の鳥居を境にした別の空間に存在しているんだー。だから、人間の目には見えないし、妖怪だけがこの街に行けるようになっているんだよー。まあ、北斗みたいな例外は何人かいたかもしれないけど。」

 

 妖怪のことを見ることのできる北斗の目には、鳥居の向こうの花街が目に映っているようだ。しげしげと物珍しそうに向こう側を眺めている。

 

「空間ねえ。」


 八重があごに手をやり、ふと呟いた。


「気になるのー?」

「そらあな。こないな大規模な亜空間を作ったっちゅう妖怪、ぜひとも会ってみたいわ。」


 興味津々の様子で八重は鳥居を振り仰いだ。


「へえー、でも、もう会ってるよ。」

「なんやと?」


 驚いた八重の顔を見て、黒羽がにやりと口角を吊り上げる。

 しかし、黒羽はそれ以上答えなかった。


「まずは行ってみるが一番だよー。それから、面をつけるのを忘れないでねー。」


 言われて、いなりは袖から面を取り出した。呉服屋に寄った時に借りた、赤い隈の入った狐の面である。八重は小面こおもて、愁は火男ひょっとこ、北斗はお馴染みの般若の面。北斗の面は自前のものである。そして、黒羽は黒天狗の面をつける。


「変に顔を知られたりすると後々面倒だからねー、暗黙の了解で客はみんなつけんだよー。」


 ここは要するに、男が女とう遊びをしにくる場所である。確かに、これが身内やら何やらにばれたら面倒そうだ。

 しかし、そんな面倒な場所へ黒羽が訪れるということは、遊ぶ以外の理由がきっとあるに違いない。


(昼間にあった騒動と、どういう繋がりがあるのやら。)


 いなりのお粗末そまつな頭では、この街に黒羽が来た理由なんて考えつかない。

 とにかく、

 いなりも面を顔にはめて、黒羽の後ろについて鳥居をくぐった。




◇◆◇




 乱れて陳列する店はあちらこちらから楽しげながくと、そして女の高い声が入り交じった独特のざわめきが鼓膜をダイレクトに刺激する。さらに、強い酒の匂いに混じって香ってくる、甘いこうの匂いが鼻を効かなくした。

 匂いといい、声といい、多すぎる情報量に、頭がくらくらしそうだ。

 黒羽は勝手知ったような足取りで、袖ひく数多の店の店員に目もくれず、どんどん街道を進んでゆく。行き交う人々の間を縫いながら、黒羽を追った。

遊女は美しい顔を、月明りを求める蛍袋ほたるぶくろのように窓からのぞかせ客を猫なで声で誘いかける。

 対し、雑踏はいなり達同様に、皆面を被り、顔を隠していた。面で埋め尽くされたその奇怪な光景は、美しい遊女たちの顔立ちをより際立たせているように思えた。

 

「お前の勢力圏外っつーことは、どこかの組のシマってわけでもねえんだろ?こんないかにもな裏社会で治安とか大丈夫なのかよ。」

「ああ、その点は問題ないよ…」


 黒羽の声を怒鳴る男の声が遮った。

 街道の一角で男女が言い争っているようだ。

 派手な見た目からして、女は遊女。面をつけた男は客人だ。見る限り、明らかに男が強引に誘っているように思える。女の腕をひっつかみ、今にも腕を振り上げそうだ。

 

「おい」

「大丈夫大丈夫ー。」


 愁が走って行こうとするのを黒羽が制した。面ごしでも、引き止められて愁が困惑しているのがわかる。

 その時。ジャキンという、刃のこすれ合うような音とともに、疾風が五人の横を駆け抜けた。

 風の抜けていった先―――先ほどまで男女が言い争っていた場所である。しかし、もう彼等は争ってはいなかった。女は既に身を引き、つんと澄まして男を見下ろしている。


「あれは・・・・・。」


 背後の壁に刺さった大きな枝切鋏えだきりばさみの刃先に立っているのは、庭師のような姿の、青年だった。花の紋を白抜きした紺の羽織を纏い、手には手甲てっこう、足には濃藍色の足袋を履いている。

 そして、鋏の刃の間には、腰を抜かした男の首があった。先ほどまでしつこく遊女に言い寄っていた男である。面をしていて顔こそ分からないが、ぶるぶると、見ているこちらが可哀想に思ってしまうほど震えている。


「お、ちょうどいいところで捕物をやってるねー。」


黒羽がぬっと頭を出す。

 それと同時に、後ろからどやどやと、鋏を携えた青年と同じ姿をした者達が集まってきた。彼等が手に持つ提灯には、背中の紋と同じものが描かれている。


「彼等こそ、この街の花を守る、御庭番おにわばんさ。」

「御庭番?」

「そう。夜の花によってくる、しつこい虫を追い払うんだよー。表社会には四大妖怪僕らの秩序があるように、吉原には吉原のルールがある。その掟を守るのが吉原・御庭番衆だよ。」

「なるほどなあ、下手な動きしたらさばかれる、ってわけか。」


 八重は心得たと言いたげに、顎に手をやってくつくつと笑っている。

 今、目の前で繰り広げられている捕物劇とりものげきが、その掟を破った者の末路というわけだ。いかにも無法地帯であるこの街が、二百年と続いてこれたことに、いなりはようやく納得した。

 見せ物にされた哀れな男の周りには、人だかりができ始め、次第に青年の姿が見えなくなってきた。


「彼奴って、どうなるんだ?」

「うーん、もし常習犯だったら即・首斬りだけど、あの様子だと彼はたぶん 初登楼とうろうじゃないかなー?」

「初登楼?」

「初めてお姉さんたちと遊びに来たってこと。」


 話ながら歩いているうちに、見える景色が人が多く行き交う賑やかだったものから、ひっそりとしたものに変わった。提灯の数が減り、淡く光りを放つ明燈籠あかりとうろうに移り変わっている。

 そして、ついに黒羽の足が止まった。


「さあ、着いた。」


 目の前に立ちはだかったのは、高くそびえる一件の楼閣。街道の突き当たりにでんと構え、周りの他の建物よりも一回りも二回りも大きい。さらに建物を飾る細かな金細工や赤提灯は素人でもひと目で素晴らしいとわかる意匠が端々に凝らされている。

さらに極めつけは、大蛇が地を這うよう、闇の中でもいっそう黒々とした墨が力強いうねりを描き、どこか艶をひそめた文字で、<浮雲屋うきぐもや>とつづられた看板だった。


「なあ、ここ明らかに他と格が違うように見えるんだが?」


 看板を見上げ、ひくひくと愁が口角をひきつらせる。


「お、いいカンしてるじゃんー。ここ、吉原でも別格の大見世おおみせだよー。」


 愁は首を傾げる。いなりと北斗も、イマイチぴんとこない。

 ただ、八重だけ呆れ顔をしている。


「おい、大見世ってなんだ?」

「東のはごっつ懐がうるおうてるみてぇやな。大見世ちゅうたら、最高級の遊女屋のことやで。」


 三人の顔が、さーっと青ざめる。そして、黒羽の顔を再度しげしげと見た。

 そんな三人を見て、黒羽はあははと笑いながら、「安心して〜今日は僕の奢りだよ。」と言って、すたすたと店に足を踏み入れる。


 (そういう話じゃない。)


 北斗、愁、いなりという、三人の心の声が一致した珍しい瞬間であった。

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