第7話 太一 6
まあ、でもスカイダイビングが終わったら、3000円の部費だけに戻るかって言えばそれは、きっとNO!
なぜなら、その頃には、また、新たらしい何かに挑戦したくなるから、その為にまた積み立てする事になるだろうから、まあ、月々5000円前後かかると思ってください。
それに合宿費は、基本自腹ですが、その費用を一度に払う自信がない人は、別途可能な金額を部費と一緒に預けてくる人も時々います。
夏は山にハイキング、海に海水浴や、サーフィン、冬は、雪山でスキーやスノボーをする為に合宿に行くが、毎年泊まる宿は、海、山それぞれ決まっているので、かなり割安で宿泊させてもらえるので、普通に、海水浴や、スキーに旅行で行くよりも安価に行けると。
隔週火曜日の夜が、今後の予定を決める為の部会で実際は、飲み会。
月水金の授業の後、学校で、使える体育館や、近隣の体育館などを事前に調べて、予約しておいて、そこで、何ができるか、何をするかなど、スケジュールを決める。
1回2〜3時間ずつ、その運動をする時間になる。
勉強第一なので、この同好会の決まりとしては、月に1回以上火曜日の飲み会に出席する事。出席できなかった時に決まった事には、異論を唱えない事。
月に4回以上、得て不得手に関わらず、その月水金の運動に参加する事。
そんな、ルールがあるという。
なんか良く解らないけど、面白そうなので、太一は、その「運動不足から体を守る会」に入部する事にした。
普段やらない、いろいろな事に挑戦できそうだから。
4年が男性ばかり7人、3年が男子7名の女子3名で10人、2年が男子2名、女子4名で6人、に加え1年は、男子、8名、女子5名の13が入部した。
こぢんまりと36人、ラグビーや、サッカーなどの比較的人数の多い団体競技の紅白戦にもギリギリ困らない、ちょうど良い人数。
月水金の放課後、ともかく、体を動かす事をする。
ストレッチから始まって、運動場や、体育館などの各施設を使って、ドッチボールや、バレーボール、卓球、バスケに、ハンドボール、テニス、野球、時に何処も空いていない時は、学校を出て、マラソンとか、縄跳びとか、シャドーボクシングって時もある。
ともかく、体を動かす。
いろいろなスポーツをするので、やった事のないスポーツにもぶち当たる。
そういう時は、やった事ある先輩や、経験者が初めてだったり、あまりやった事のない人たちに、教える。
皆が皆、見た事はあるけどやった事のないスポーツの時は、解説書を片手に、皆で四苦八苦なんていうこともあるけれど、けっこうそれも楽しい。
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