第7話 ミントの過去
「実は...」
ミントが重い口を開いた。
「実はね、私は元魔王軍なの。でも抜け出して、今は時の支配者の助けをする精霊になったの」
ミントが悲しそうな声で言っていた。
「なんで魔王軍を抜けてきたの?」
彩は気になっているようだ。
「私は魔王によって操られていた魔王軍の四天王の1人だったの、イフリートはまだ操られている。ある日突然自我を取り戻したの。そして私は魔王を倒す方法を探すために抜け出してきたの。それが時の支配者だった。そんな時、魔王に見つかってしまって時の支配者は魔王によって弱体化してしまったの。それがステータスがみんなより異常に低い、クールタイムがある、長時間使いすぎると死に至る。この3つよ。」
どうやら俺がステータスが異常に低いのは魔王によって弱体化されていたようだ...
「魔王は時の支配者を使う者が現れたらすぐに始末しているの。よっぽどやられるのが怖いんだろうね、でも時の支配者はどんどん引き継がれていく。魔王を倒すまで......」
「優斗をなかなか倒すことが出来ないのは彩がいるって言うのが大きいかな、こんな機会もう無いかもしれない...お願い優斗。魔王を討伐して欲しいの!」
ミントは真剣な眼差しだった。俺がこんなに期待されているなんて......やるしかないよな
「分かった、俺が魔王を討伐してみせる!彩、手伝ってくれるか?」
「仕方ないじゃない、そんな真剣に頼まれたら断れないじゃない!」
「ありがとう...ほんとにありがとう! でもこのまま魔王に挑んでも返り討ちにあうだけよ。装備もスキルも整えて挑みましょう! 早速転職しに王都ガイル城に行きましょう! 」
ぐぅぅ〜
ミントのお腹が鳴った。
「とりあえず今日はご飯にしましょう! 明日からでも遅くはないわ! 」
「うん! お腹ぺこぺこだよ〜」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます