第186話
それからもスケルトンとは1人ずつ戦いカイ達は戦いうたびに、有効的な攻撃方法も模索していった。
そんなことをしていると4階層に着き、今度はスケルトンの集団で出てくるが、カイ達はお互いフォローしながら適格に素早く倒していく。
先程早く倒していく方法を模索していたため、体力を思った以上に消費せず5階層のボス部屋に着くことが出来た。
いつも通り休憩をしてから3人がボス部屋を開けて中に入って行く。
中にいるモンスターは甲冑を着て歩いた時のカシャンと言う音とカタカタと言う音が聞こえる。
ここで待ち構えているボスはアンデッドナイトの鎧を着たスケルトン『スケルトンナイト』だった。
見た目は普通のスケルトンとアンデッドナイトを混ぜ合わした感じだが、持っている者はアンデッドナイトが持っている剣では無く大剣で、その大剣はスケルトンが持っていた物よりももっと刃が鋭く輝いている物だった。
スケルトンもアンデッドナイトも敵を発見すると突進してくるはずなのだが、スケルトンナイトは突進せずにただただ静かに構えて佇んでいる。
3人で一斉にスケルトンナイトに向けて走り出すが、ミカが高速移動を使いいち早くスケルトンナイトにたどり着く。
ミカが立ち止まり姿を現した瞬間、スケルトンナイトは大剣をミカに向けて振り下ろすと、ミカは軽く横に跳んで避ける。するとスケルトンナイトは地面に刺さった大剣を無理やり横に薙ぎ払う。ミカはそれに少しだけ驚きながらも今度は後ろに大きく跳んで避ける。
刺さっていた大剣を無理やり薙ぎ払ったため、その部分の地面がひっくり返されて、大小さまざまな大きさの石が出来る。
ミカは後ろに跳んですぐにまた突進を仕掛ける。その時にはカイも到着したため同時に攻撃を仕掛ける。カイは手に纏った青い炎で、ミカは槍を使った突きで。
するとスケルトンナイトは2人の攻撃を大剣で受け止める。だが威力は高かったためスケルトンナイトを後ろに数歩移動させる。
カイとミカスケルトンナイトが止まったところで最後の一押しで力をこめて押し、反動で後ろに下がる。
2人と交代する様にルナが前に出て、高く跳躍してアンデッドナイトの後ろに回り込む。
剣を突き刺すために前に出すが、その攻撃はスケルトンナイトが剣を握ることで止められる。ルナが咄嗟に引き抜こうとするが、力がとても強く抜くことが出来なかったためルナは剣を手放して後ろに下がりながら闇を撃ち込む。
だが、ルナの撃った闇をスケルトンナイトは、ルナの剣の刃を握った状態で叩き落す。
「ルナ!」
「大丈夫!でも剣取られた」
ミカがルナに声をかけた隙にカイはスケルトンナイトに向けて走りながら腕に纏っている炎を氷に変える。
カイが目の前に来ると大剣を振り下ろしてきたため、カイは片腕で大剣を横から殴り軌道を横にずらす。まだ刃を握った状態のルナの剣で攻撃してきたため、カイは柄を握る。すると剣は氷ついて行く。素早くそれに気づいたスケルトンナイトは剣を手放す。カイは剣を持った状態でルナのいる方に走り抜ける。
ルナの横にたどり着くと、カイは地面に剣を刺しこみ氷を解いて手を放す。
「ありがとカイ」
「大丈夫。それよりもあの大剣が厄介だよね…」
2人は大剣を睨むようにしてみると、スケルトンナイトとミカが戦っていた。
「カイ、1日6回限定くらいで、しかも成功率が30%くらいの大技があるんだけど、試してみない?」
「…今日はあんまり魔法は使ってないと言え、大丈夫なの?」
「大丈夫。残りの魔力でも4回は撃てるから」
「…1回だけ試そう。それミスったら危ないから止めとこ」
ルナが頷き、準備に時間がかかるから時間稼ぎをしてほしいと言われたカイはスケルトンナイトの背中から攻撃を仕掛ける。するとスケルトンナイトはカイの攻撃を横に大きく跳んで避ける。
「ルナは何て?」
「時間稼いでだって。大技出してくれるって言っていた」
カイが言い切るとミカが高速移動でスケルトンナイトに接近する。
カイはその場で氷の手を伸ばし厄介な大剣掴もうとすると、アンデッドナイトは大剣で氷を砕く。だが上手く砕くことが出来ず、途中でつっかえてしまう。その隙にミカが攻撃すると、スケルトンナイトは守る術は無く甲冑が大きく傷つく。
氷につっかえたため大剣がドンドンと氷ついて行く。するとスケルトンナイトは焦ること無く大剣を手放す。
ミカはジャンプしてスケルトンナイトの胸の部分を足場にしながら跳んで後ろに下がる。
「2人ともお待たせ!」
ミカが着地すると、2人の真後ろにルナが辿りついていた。
魔力感知を使うと、ミカの魔力が右腕に集中していた。ルナが走り出したためカイとミカもルナを真ん中にして並走する。
スケルトンナイトが殴りかかろうとしてい来るため、近くにいたカイがその拳を受け止める。すると今度は反対の手で殴りかかってくるため、今度はミカがその拳を槍の柄て受け止める。
両手を防がれ胴体が隙だらけになったスケルトンナイトの前で、ルナは右手を左下から右上に振りぬく。
するとスケルトンナイトが胸から上の部分と下の部分で分断される。
その瞬間、カイとミカが止めていた拳も力が抜け地面に落ちる。
地面に落ちたスケルトンナイトをルナが剣で素早く頭と胴体に分けると、奥の扉が開き始めた。
「今の何!?なんでスケルトンナイトが真っ二つになったの?!」
ミカが詰め寄って質問すると、ルナは苦笑いしながら答え始めた。
「昔読んだ本に、水は超高速で出せばなんでも切れるって書いてあったからそれを真似てみたの。ただかなり難しくて、深く集中しないといけないし、魔力も結構持ってくんだ。それなのに成功率は30%くらいしかないんだ。ちょっと不便だよね」
苦笑いし続けるルナをミカはキラキラした目ですごいすごいと言いながらルナの手を握りしめる。
ボスを倒して時間に余裕があったため、カイ達は少し休憩してから6階層に下りることにした。
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