平凡な男子高校生・川井創時の隣の席の神崎光莉さんは、全校生徒が憧れる清楚な美少女。誰にでも優しく、脈アリと勘違いして告白する男子が後を絶たないが、全員玉砕して泣きを見る男殺しの女神様と呼ばれている。
どんなに親しげにされても自分は決して勘違いしないぞと心に誓う川井くんですが、実は神崎さんは川井くんに本当に好意を抱いているのです。
川井くんの気を引こうと放課後に勉強会を開いたり、体育祭で同じ係に立候補したりと、さまざまなアプローチを仕掛ける神崎さんですが、当の川井くんは「自分みたいなモブ男子を好きになる訳がない」と思い込んでスルーしてしまう非モテ男子のマインドには思わず頭を抱えてしまう。
川井くんはあくまで友達付き合いのつもりですが、デートしたり、お家に招かれたり、いつの間にかお互いの距離を詰めていく神崎さんの男殺しのテクニックが光ります。
これには川井くんが敗北するのも時間の問題か。鈍感男子と純情女子のすれ違いが可笑しい学園ラブコメです。
(「隣人ラブコメ」4選/文=愛咲 優詩)
一応先に書いておきますがこの小説を読んで後悔するのは本当にごく一部というか私ぐらいです
私はこの小説を読み過去を思い出し後悔した者だ。それは中学校3年の時の話だ。私はクラスでも一二を争う女の子の隣の席だった。最初からよく話しかけてくる娘だなとは思っていた、偶に一緒に勉強しないとか、遊びに行かない?と誘われる事もあった。よくスキンシップもされていた。中一からなろう小説大好き野郎だった俺は主人公達に感情輸入をし過ぎたせいか今になって思えば自己評価が最低だった。普通に考えればソフトテニス部で1番手、学年の成績は基本30位内(学年の人数は250はいた)には入るまぁまぁ良さげな男子だった。顔に関しては今も自信はないが件の女の子にはかっこいいと言われたことがあるのでそこまで悪いものではないと思い込んでいる。話が逸れたがこの小説を読み、昔を思い出した私は神崎さんと記憶の中の女の子の行動に共通点がある事に気付いた。もしこの小説の神崎さん通りの理由で私に話し掛けたり遊びに誘ってくれてたのなら惜しいことをしたと後悔した。レビューで唐突な自分語りをして申し訳ない。だが私は人生で恐らく最初で最後のモテ期に気付かずラノベと部活と勉強に1年を費やしてしまったのだ!!巫山戯るな!巫山戯るな!馬鹿野郎ォォォォ!!!ラノベなんて…!ラノベなんて…!!クソッ!読まないという選択肢がないじゃないか!巫山戯るな!アアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!
すみません。ちょっと気持ちが爆発しました。