第7話 欲輝く尽きぬ盾


 巨なる火球が放たれる・・・・・・・


 「何?」

「俺がみやまっただと!」


 サクは吼える・・・・・

サクヴァキリンのアイが輝き・・・・・・


 大きな翼が形を変え・・・・・・

数え切れぬの刃と成り・・・・・


 サクは見る・・・・・


 数えきれない・・・・

ジョデアルの群れを・・・・・・


 そして聞く・・・・・


 「我は赤く蠢く」

「欲輝く」


 「我は」


 吼える一機のジョデアルは・・・・・

左手で巨なる火球を吸い込み・・・・・・・


 「「「ジョデアルなり」」」


 多くのジョデアルが吼える・・・・・


 サクはとまどいつつ・・・・


 「君は」

「タケ・ヴィ・ラン」


 「だろうがあああああああ」


 そして吼える・・・・・・

負けまいと・・・・・


 そして放たれる刃・・・・・・

サクにはもうジョデアルしか・・・・・


 旧きはタケ・ヴィ・ラン・・・・・・

そう呼ばれた・・・・・・


 ジョー・アラキしか見えていない・・・・・・


 数えきれに刃と・・・・・・

数え切れぬジョデアル・・・・・・


 其れの激突は・・・・・

その衝撃は此の異世界を変える・・・・・・


 音となる・・・・・・・


 あっさりと砕き・・・・・・

一機のジョデアルが吼える・・・・・


 ただサクを称え・・・・・


 「其の名は捨てた」

「俺はジョー・アラキ」


 「俺はつきぬ盾」

「尽きぬ我欲」


 「誇り高く称える者だ」

「俺は人で奪われぬために」


 「王となるものだ」


 「巨にて」

「虚なる夢王よ」


 「我はその座を受け取るものだ!」


 「貴殿の夢は叶ったのだ!」

「尋常に譲られよ!」


 サクはサクヴァキリンは・・・・・

推され・・・・・・


 輝きが薄まり・・・・・・


 其の時・・・・・・


 「たわけが」


 黄金の優雅なる機神が・・・・・・

マントを破り捨てるように・・・・・・・


 空にサクヴァキリン傍に現れる・・・・・


 「お下がりを」

「見誤るは致したがなきで」


 「このままは譲は」

「愚かすぐですぞ」

 

 黄金の優雅機神は波紋より・・・・・

砲を取り出す・・・・・・


 「然り」


 その声と共に・・・・・

空に広がる赤き瞳・・・・・・・


 サクはサクヴァキリンは輝きを取り戻し・・・・


 「盛大に引くぞ」

「我は今だ」


 「尽きてはおらず」


 輝くサクヴァキリン・・・・・


 命に応じ・・・・・


 放たれる光線・・・・・・

砲から凶悪な・・・・・


 太き光線が・・・・・

赤き瞳よりは細き光線・・・・・・


 まばゆき光が・・・・・・

数え切れぬ光が・・・・


 数え切れぬジョデアに殺到し・・・・・


 激突し更に輝き・・・・・・

おさまると・・・・・・・


 サクヴァキリンも・・・・・

黄金の優雅機神も消え・・・・・・・


 ジョーは・・・・・・


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る