オマケ 製本作業(PDF原稿化)

縦書きチェック

投稿サイトに公開したものを同人誌化、印刷するぞとなった時、

おそらくそこで初めて横書きから縦書きへの変更がおこなわれることになるのではないかと思う。

最初から横書きにて印刷するんだ、なら何ら問題はないけれど。

でない場合、縦書きで読み下し、改稿しておくことを必ずしておこう。


横書きだろうと縦書きだろうと内容が同じなら、

何も気にすることはあるまい。

思うかもしれないが、これがすっとこどっこい、

全然違うのだ。

本当に違う。


おそらく視界に入ってくる文字の数が違うことから、読んだときの印象が変わってくるのではないか、と勝手にオイラは考えている。

それほど異なるので、とにかくまずはお試しいただきたい。


そのうえで横書きの時にあったイメージ通りなのか、

違っていたなら何が不足、過剰なのか、是非とも調整しておこう。



オイラの場合

1.句読点

横書きよりも明らかに少なくて済む。むしろ多すぎると縦書きでは読みにくく感じるのは、おいらの好みか。


2.改行

続けて書いた方がすらすら意味も通りやすいのに、横書きだとつい改行してしまっていたりするので詰めることが多い。

(もちろん自身の好きなようにすればいいに違いないが、セリフの後に一行空けるなど多様すると縦書きはスカスカになってしまう。しかも目がチラチラ、読みにくい。シーンごとに切り分けたりするのも考え物。ともかく小説、という体裁もあるので、ぜひとも調整していこう)


3.文字

数字を漢数字に統一することは大前提として、

ローマ字を使用した時、半角のまま入力していると縦書きに変更したとき横向きに表示されるため、全角に統一しなおしたい。

他にも記号を使っている場合、縦書きでも向きがあっているかどうかはチェックポイントだ。



また、縦横、それぞれで読み直すことは、

印象の違いから新鮮な気持ちで自身の作品と接する機会となり、

案外、冷静に作品を見直すきっかけにもなるなと感じている。

書いている時は没頭、思い込みがはびこってもいるため、気づきや理解を深めるにもってこいだと思うわけである。

別段製本予定になくともだからして、一度は試みた方がいとは感じている。

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