応援コメント

第6話 ある学者と死刑囚 SIDE ロレンス」への応援コメント

  • 拝読です!

    ロレンス編、というよりロレンスとセアドのロレンス視点。

    自由人セアドからの訓戒ながらも、まだいろいろなしがらみにとらわれているロレンス。セアドとロレンスの交換日記は、軽妙ながらその中に含まれている話は重く根深いものでした。ロレンスも自分とにているなぁ、と共感。子ども時代から他人と打ち解けられなかった、人との接し方がわからない、親に抑圧されていた、など。最後にセアドはもう一度、心だけはフリーダムであれと。そこから一歩を踏み出したロレンスに乾杯です。たぶんこの先困難も多いでしょうが、ロレンスには頑張っていただきたいと思えました。

    それでは、次話も楽しみに、失礼させていただきます。

    作者からの返信

     今回もお読みいただきありがとうございます!!
     ロレンスの生真面目さ、繊細さから来る悩みの多さは作者である僕自身も深く共感します。案外、ロレンスのような人は世の中の大多数なのではないでしょうか。僕も度々似たようなことで悩みますが、それが自分という人間ならば無理に否定しようとか脱却しようと躍起にならずとも良いのでは……と最近は考えることもあります。
     かつて生真面目で煮え切らない想いを抱えていたけれども老練されたマックス館長のような人はひとつの理想ですし、ロールモデルでもありますね。きっとロレンスは幸せになれます。
     対してセアドのような自由人は本当に稀です。満足して死んでいけたとしても、彼は社会的には失格もいい所なので……たとえ心が自由になれても冥府に繋がれねばならなくなるのは、さすがにどうかと思います。

     さて、そのセアドが自分の最期をどう達観したか、次話で何となく解るかと思います。
     また引き続き読んでやってください!