間違い探し
数秒前の自分が他人のようで、自己嫌悪に苛まれて頭を抱えて間違いを数える。
いまとさっきを見比べて、さぁ、あといくつ見つけられるかな。
ぼくの頭の間違い探し。
比べるようにも不確かで、一秒ごとにゆがんで滲む。
時間がたったら全部混じって、元の形もわからない。
濁った思考で自嘲気味に、ゲームにならないと手を挙げてみても、間違い探しをやめられないぼくがそこにいる。
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