第3話・血の味には慣れない
師匠に弟子入りしてそろそろ三日ぐらいがたつ、弟子入りしてからこの世界の言語について教わった、この世界では原生語、そして異世界語有るらしい、師匠に話が通じたのは僕が異世界語で喋りかけたかららしい。
「異世界語ってのは、転生者達の話す言語だよ」
『師匠達からしてみれば、僕たちの世界が異世界なんですね、人間以外の種族にも有るんですか?例えばゴブリンとか』
「有るよ、ゴブリン師匠は知らないけど、エルフ、ハーフリング、リザードマン、異世界人とか」
『異世界人!?』
「異世界人も一応異種族だよ、まぁ一般的なのは原生語かなぁ、あまり自分の国とか里から出てこない種族は原生語を喋らないのもいるけどねぇ」
「あ、そういえば、覚えさせた魔術はどうだったかい?」
『あれは…ヤバかったです…』
「?」
僕は丸焦げになった猪、もといファングボアを引きずって師匠の前に出す。
「うわぁ、こりゃ酷い」
僕がファングボアに使った魔術は【
短い詠唱をして、放った魔術は一瞬で猪を燃やしつくして、炭に変えてしまった。
「初めてにしては威力が高いねぇ…まぁいいや、さて今日も座学の時間だよぉ」
『はい』
「まずはおさらいだよぉ、七大属性はわかるかい?」
『はい、火水風地雷そして光と闇です』
「そうだねぇ、その他にも重力、空間、精霊とかもあるけど、使うときに覚えれば良いからね」
『はい』
「よし、じゃあ原生語は覚えたかい?」
『はい!覚えました!』
「そっかぁ(覚えるのは早いねぇ…)じゃあさ」
吸血してる?
と師匠が言う。
「こりゃぁ、使って無いねぇ」
『しょうがないじゃないですか!まだ慣れてないんですから!』
「甘い、砂糖の塊より甘い、慣れてないにしても、君一応ビックヴァンプなんだけどねぇ」
今さらだがボクの種族は大きな吸血蝙蝠のビックヴァンプらしい。
「でも吸血しないと戦闘中回復できないよ?」
『ぐうう』
「まぁ慣れていけば良いさね、明日の課題は血の味に慣れる事もいれるかなぁ」
『そんなぁ』
ハードル高すぎません?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
12/11
加筆
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