ウェルカム・トゥ・マイ・ディストピア

おれは湯田!ごく普通の高校生!遅刻しそうでパンをくわえて登校しているとボールを持った子供が道路に飛び出してきておれはその子供をトラックからかばってしんだ。

  


オギャアオギャア!おれが泣いている。これはいわゆる転生ってやつだな。つまりここは異世界。だがあまり地球と変わらなくないか?ふとおれを覗き込んでいる女が見えた。金髪で緑の眼で美人だ。そいつの声が聞こえた。『私のディストピアへようこそ』

  


おれが産まれたのは新光皇暦2013年、それから16年が経ち俺は成長していく。この世界ヘブンはアームヘッドとか言うロボットがありすごい。おれが100縁(御蓮という国の通貨だ。)のおにぎりを食べているとレインディアーズの十三番目の魔女と名乗る女が話しかけてきた。

  


『失われし母星の者がアームヘッドに通じているとは思わなかった』

俺はアームヘッドのデザインを地球の知識でしたのだ。異界神話を用いたアームヘッド、後にこれはtypeAと呼ばれることになる。

『完成したのかい。アイリーン』

『そうだ、転生先輩』

  


アームヘッド、エデンである。エデンは調和能力、つまり特殊能力だ。それがすごくすごい。俺はエデンに乗りながら鍛練し筋肉を鍛えていった。するとそのうち気付いた。拳がはやいはやすぎる。

『これは...』

  


俺は賢いので気付き始めた。光速パンチだ。いつの日か、俺を訪ねる人物がいた。ドアを開けてじゃない。光とともに小麦色の髪をした男が現れたのだ。

『な、この世界の神か?』

『否、俺はその上をやがて行くものだ。我が名はタイムスリップ・サダヒコ』

変な名前だ。

  


『あの邪神に与する必要はない。始まりの地の者よ。俺はお前に十三番目の席を与えよう』

タイムスリップ・サダヒコは微笑んだ。

  


これがことの顛末だ。俺はタイムスリップ・テラヒコ。俺は玉座の上でふんぞりかえっている。俺が王さまだ。だから俺は言ってやるんだ。

『私のディストピアへようこそ』

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