頂キノ先ヘト至ル
そして世界は周った。”タイムスリップ・サダヒコ”になった者はタイムスリップ教団の支配の玉座にてかつての自分を待つ。2周目の世界もまた彼の望む世界ではなかった。俺の望む救いとはなんだったのかサダヒコは独りごちた。ここに自分を導いたヤリヒコ、自分に従った四天王そしてヤマビコ。彼らと創造した新しい理想的なタイムスリップ教団。それによって新しい理想的な世界に至るのだ。噂を聞いた。自分の噂だ。2周目の自分がタイムスリップ教団に挑んでいると。それから彼の腰は軽かった。新しき名を得たブライトブロウ、”アダマンティン”を駆り彼は自分に会いに行った。
アダマンティンがその中身を曝け出す。同時にエーデルワイスもコクピットを開いた。同じ顔が対面する。
「俺がタイムスリップ・サダヒコだ。おまえは俺だ礼三郎」
サダヒコは自分と遂に出会った。
デイ・オブ・カタストロフ序章終わり
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます