第5話

 深夜零時の鐘がなる。

 それが殺戮の夜を告げる合図となる。


 夜の仮面たるレイン・ジューダスは百人以上の武装した集団と向き合っていた。六連発回転式拳銃や剣、斧など武器を用意している。


 それに対してレインの武器は最新式の大型自動式拳銃で、銃身に黒刃のナイフが取り付けられている。銘を――〈悪魔の鉄槌〉という。これが一丁だけだ。


 一見すると彼我の戦力差は圧倒的だ。

 ネイオミギア公のときの三倍は人数と武器を揃えてきたらしい。それが警察による警備はいらないという自信となったのだろう。


「うおッ、ホントに来たぜ。ホンモノの――夜の仮面だ!」


「聞いてるぜ。夜の仮面は貴族の敵で、民の味方なんだって?」


「ああ、俺もジイちゃんから聞いてる。正義の味方で、決して貴族以外は殺さない義賊だってなぁ!」


 夜の仮面は決して貴族以外は殺さない――そんな噂があるのは事実だし、レインは悪しき貴族から民を護るために戦っているのだ。


 そして、彼等は平民だ。

 貴族に雇われ、裏道に一歩でも入ればどこにでもいそうな荒くれ者の集団ではあるが、夜の仮面が護るべき民であることには変わりない。


 その認識からすれば、平民によって組織された兵であれば、夜の仮面は相手に攻撃することもかなわず、楽勝で勝つことができるだろう。


「飛んで火にいるなんとやらだなぁ!」


 数え切れないほどの銃口がこちらを狙っている。

 それを見据えながら、レインはため息をついた。

 これが、警察による警備を断る自信となった二つ目の理由なのだろうか。だとしたらなんとアマイ認識だろう。


「だからよォ、俺たちのためにここで死んでくれ――」


 ――ドンッ


 レインはその言葉を最後まで聞かずに発砲した。彼の愛銃〈悪魔の鉄槌〉が火をふき、発言者の頭蓋を吹っ飛ばして、血を撒き散らした。普通の拳銃ではあり得ないほどの威力だ。そのままレインは照準をずらしトリガーを引いていく。


「なァっ――がふッ!」


「ぎゃあ!」


「が……ッ!」


 なんの感慨もなく、殺気すらなく、レインは何人もの敵を撃ち殺していった。銃口から弾が吐き出されるたびに空の薬莢が毛足の長い絨毯の上に音もなく落ちる。


 あまりのことに一瞬の静寂が満ち、怒号と悲鳴が溢れた。


「ちくしょうッ、野朗ども! 撃てぇ! 撃てぇ――ッ!」


 轟音とともに、いくつもの銃弾が身体に食い込むが、レインの身につけている外套と黒衣は特殊繊維で編まれた完全防弾性だ。こんな拳銃の弾ごときでは貫くことはできない。


 レインはマガジンに詰まっている十発の弾を撃ちつくすと、素早くグリップ内からマガジンを抜き取り、リロード。


「僕が正義の味方だって? はっ、笑わせないでくれ」


 さらに撃つ。


「僕は悪だよ。立ちふさがる奴には容赦しないし、邪魔するものは殺す」


 さらに撃つ。撃って、撃って、撃ちまくる。

 その銃弾は一発たりとも外れることはなく、頭に当たれば首から上が根こそぎ吹き飛び、腕に当たれば肩口から千切れ飛び、ショック死する。


 そんな銃撃の嵐の中、一人だけ胸に当たっても大穴があかず、胸骨が折れて、砕けた骨が肉を突き破って血がしぶいているだけで、死ななかった者がいた。


 それを見て、レインは唯一露出している口元を三日月のように歪めた。


「まあ、そんな僕でも良心はある。善人を殺すのは忍びなかったりするんだ」


 そう言いながらまた撃つ。ヒット。だが今度も腹に穴があくだけで、また生きている。


「そこで、これを使用することにしているんだ」


 レインが懐から取り出したのは、一発の銃弾。よく見ると、先端に逆十字が刻まれている。


「知っている者もいるかもしれないが、夜の仮面は不可思議な力――魔術を使う。これもそのひとつだと考えてくれていい」


 そう付け加えて、説明をしてやる。


「魂っていうのは悪行を重ねていくと穢れていくものらしい。これは、それを判断してくれる優れものでね」


 撃つ。今度は腹の半ばを吹き飛ばされ、腸を撒き散らしながら死んだ。


「ようするに、これで撃たれても、悪行より善行がまさっていれば死なないっていうことだよ」


 また撃つ。撃つ。撃つ。撃つ。死んだ。死んだ。生きてる。死んだ。


「まあ、そのぶん、悪人に弾が当たると絶大な破壊力と苦痛を味わうことになるけど、それはご愛嬌ってやつだね」


 死んだ人間で、原形を留めているものなど一人たりともいなかった。

 マガジンを交換する間、レインは男達の顔を見やった。


 どの表情も恐怖に引き攣っていた。ロクな人生を歩んでないようで、後ろ暗い過去がわんさかありそうである。


 レインは嗤う。


「まあ、だから――安心して撃たれてくれ」


 血と惨劇の宴が再開された。


 百人以上いた者たちを殺し尽くすのに、五分かからなかった。

 レインは少数の呻き声をあげる者と、もの言わぬ死体を眺めて、顔をしかめた。


 これだけ殺すとさすがに血の臭気で咽そうになる。足が沈みそうなほど毛足の長い絨毯も赤く染まっており、踏むたびに、ぐちゃりっ、と湿った音がする。


 レインの隣にはいつの間にか人影がうまれていて、彼とは対照的にうっとりとした目で死体を見おろしていた。


「どんなブタ野朗でも血は赤いのよね、悲鳴も耳に心地よかったし……、キャハハハハ――見てよあそこに転がっている奴。こぼれ出た腸を腹に戻そうと必死だよ!」


 心底愉しそうな笑みを浮かべている赤毛の少女に、レインはため息をついた。


「行くぞ、目標はこの先の部屋だ」


「あんっ、待ってよ。ちょっとだけこれ見てこれ!」


 歩き出そうとしていたレインが振り返ると、彼女は瀕死の男に腹に手を突っ込でいた。


「はいご開帳! 小腸で蝶々結びィ~。キャハハハハハ!」


 自分で言ってツボにはいったのか、腹を抱えて笑いはじめた。足をばたつかせ、膝までつつむ黒革のブーツで風をきる。


 まるで子どもようなあけすけな笑い方だった。いや、彼女は見た目は十代半ばのようにしか見えないのだから、それでいいのかもしれない。黒革製のぴっちりとした衣装を着ているが、それは胸や腰など最低限しか隠していなく、肩や二の腕、太腿やへそまで、病的なまでに白い肌が、完全に露出している。白い肌と黒革のコントラストが艶かしく、妖艶といえなくもないが、惜しむべきは、胸がちいさいというところだろう。もういっそ少年の胸を見ているようで彼女のことを少し不憫に思ってしまう。


 彼が内心そんなことを考えているともしらず、真紅毛の少女はこちらに満面の笑みをむける。


「ねねねねね! これどうしよう? 殺す? 殺しちゃう? もう一思いに。いっそ一思いにィ。キャハハハハ!」


 血に染まったような大きな紅瞳を猫のように細めながら彼女はそう訊いた。背筋が震えるほどの艶めいた朱唇をちろりと舐めている。


 それにため息をつきながら、銀仮面の男――レイン・ジューダスは肩をすくめた。


「そうしてあげたほうがいいかもね」


 彼は中途半端な悪行を重ねていたらしく、死にきれなかったようだ。腹に穴があいてそこから大量の血が溢れている。もはや意識がないのか、腸を引きずり出されているのに、抵抗すらできず、痙攣を繰り返している。これではどうせ助からないだろうし、悪戯に苦痛と死の恐怖を味あわせておくより、殺してやるのが情けかもしれない。


「オッケー! では地獄で会いましょう。――お・や・す・み」


 死にかけた男に耳元で囁くように言葉を落とすと、少女は不自然なほど長く鋭い爪を耳穴に鋭い爪を差込む。それは鼓膜を突き破り、いとも簡単に脳まで達した。彼女は脳みそをかき混ぜるように手首を捻りまくる。


 男はひときわ大きく全身を震わせると、あっけなく息絶えた。

 少女は艶かしく喘ぐように吐息をはきだした。


「はァ……ん……、快っ感……っ!」


 感極まったかのように、頬を赤く染め、淫猥めいた紅瞳を潤ませて、自分の身体を抱きしめる。その様は男を惑わす色香を無意識に漂わせているようだった。


 それを見届け、レインは壁に銃剣を突き立て、無造作に逆十字を刻んだ。

 神に背を向けし者である証――〈魔印〉である。


「おまえたちの穢れた魂は地獄で悪魔に弄ばれることになる。そこで罪を悔いるといい」


 レインはまだ悶えている少女の頭を軽く叩き、正気に戻してやる。


「ほら、もう行くぞ、ベル」


 赤毛の少女――ベルトリア――通称ベルは小突かれた頭をさすりながらも、笑みをうかべてレインに纏わりついてきた。


「ねえねえ、レイン。前から訊こうと思ってたんだけど。どうして銃の銘が〈悪魔の鉄槌〉なのよ? 悪行を重ねた魂を撃つのなら〈神の鉄槌〉じゃない?」


 それにレインは冷笑した。


「神は人を裁かないよ」


「へ?」


「神は深き愛で、――ただ許すだけだ」


「わぁお、名言ね」


「ほら行くぞ、ベル」


 そして長い廊下を歩き、フィレオティンガ公の寝室の前まで来た。


「ここか」


 無造作扉を開けると、轟音とともに衝撃がレインを襲った。壁に背中から叩きつけられる。


 いつのまにかベルトリアは姿を消していた。これはいつものことだ。人間たちの争いには直接干渉しないというのが、彼女とかわした契約内容のひとつだ。もちろん間接的にだったらいくらでも関わってもらうが。


 銃声は続く。

 レインは顔の前で腕を十字に組み、ガードを固める。

 衝撃が全身を貫く。これは拳銃ではなく、大口径のライフルがなにかだろう。それでも防弾繊維が弾を喰い止めてくれる。ただ衝撃までは殺しきれない、肉が裂け、骨が砕けそうだ。


 だが、ライフルは単発でしか撃てない構造だ。すぐに銃撃がやんだ。レインは壁を背にしたまま動かない。目だけで人数を確認する。


「お、おい死んだか……?」


「これで生きてたらバケモノだろう」


 何人か近づいてくるが、全員で十人。一番後ろにいる優男がフィレオティンガ公だと判断する。


 そこまで思考して、レインは一挙動で身体をおこし、銃剣〈悪魔の鉄槌〉を撃つ。


「――がぁあッ!」


「ごばッ」


「ぎえ――ッ」


 先頭の三人が倒れる。


「い、生きてやがる!」


「撃て、撃てぇ!」


 だが銃口から弾が吐き出されることはなかった。死んだと思って、弾を込めなおしていなかったのだ。


 その隙を利用して、レインは冷徹に照準をあわし、引き金を引いていく。

 十人、マガジンひとつで決着はついた。残念ながら撃たれて生きているものはいなかった。レインはマガジンを取替え、初弾をチャンバーに叩き込む。


「さて、メインは……」


 フィレオティンガ公が顔色を真っ青にして立っていた。

 頼りにしていた平民の私兵も殺され、最新式の大口径のライフル銃も役にたたなかった今、彼は完全に無力である。


 それでも虚勢をはり、尊大に胸を張っている。たぶん現実が見えていないのだろう。自分の思いどおりにならなかったことなど、一度も経験したことがないに違いない。


「……き、貴様ッ、自分がなにをしているかわかっているのか! 神に選ばれし貴族であるこのわた――」


 ――ボキンッ。


「ぎぃやぁああああああああああああッ! ひィ、ひィ……ッ」


 あまりにも癇にさわる声で喚かれるので、レインは無造作にフィレオティンガ公に近づいてその膝を踏み抜いてやった。


 フィレオティンガ公は倒れ伏し、口の端から涎をたらしながらよりいっそう声高に喚いていた。


 うるさいから黙らせようと思って膝を砕いたのだが、余計にうるさくなってしまい、レインは顔をしかめる。

 襟首を掴んで、無理やり身体を起こさせる。フィレオティンガ公の公に銃剣〈悪魔の鉄槌〉の刃をそえる。ぺたぺたと軽く叩いてやると、息をのんで静かになった。恐怖に染まった目がレインを見ている。


 ここまでやってようやく現実を見てくれるようになったらしい。


「さて、フィレオティンガ公。お訊ねしたいんだが、――この国でおまえたち――十二人の使徒は、なにをやらかそうとしているんだ?」


 その言葉を聞いた瞬間、フィレオティンガ公の目が大きく見開かれ、震えだした。


「おやおや、その反応は、おまえも計画に関わっているらしいな。十二人の使徒がなにかを企んでいるのを知ったのは、ネイオミギア公は殺した後だったからな。いい答えが聞けそうで嬉しいよ」


「し、知らない。私はなにも知らないッッ!」


 フィレオティンガ公はなにかに怯えるように絶叫した。


「そうかい、まあ意地を張ることに意味はないけどな」


 襟首をつかんだまま奥にあった豪華な椅子に座らせる。細い革紐で、手早く四肢を拘束し、身動きは一切とれないようにした。


「ベル。針をくれ」


 メスを要求する医者のように手を横に出すと、そこにはベルトリアが姿を現していた。


「はい、どうぞ」


 彼女はこれから起こる惨劇を期待するように頬を上気させている。

 渡されたのは東洋で医療用に用いられる長い針。もちろん使い方一つで人を殺傷することもできる。


 その鋭い輝きにフィレオティンガ公は目を剥いて怯えた。


「な、な、なにをっ、す、す、す、するつもりだっ?」


「心配しなくても死ぬわけじゃない。脳には記憶をつかさどる部位があり、言語をつかさどる部位もある。それらをうまく刺激して、こちらの問いに素直に答えてくれるよい子になってもらうだけだ。まあ発展途中の技術なだけあって――」


 レインは彼の耳元で冷たくささやく。


「――あまりの苦痛に、精神が壊れてしまうことだけが欠点だけどな」


「や、やめてくれ……ッ!」


 彼は頭を振り乱して懇願する。端正な顔が涙と鼻水で汚れ、色男が台無しである。


 レインは彼の頭の上に手を置き、動かないように押さえつけた。


「い、いやだ。助けてくれ!」


 その叫びは傍観している少女ベルトリアにむけられた。彼女はすごく愉しげな笑みを浮かべながらこう返した。


「だいじょうぶよ。すぐに自分から殺してくれって頼むように・な・る・か・ら!」


「ひィ、ひィ、ひィッ!」


 涙を流しながら、フィレオティンガ公が暴れた。だが拘束している革紐が喰い込むだけで四肢はもちろん、レインが押さえつけている頭も動かなかった。


「施術をはじめる」


 鋭い針の先端が、彼の頭皮を破って、骨を貫き、脳に潜り込もうとしている。血が優男の顔を染め、苦痛に歪んでいく。


 それを見ながらレインが謳うように言った。


「さあ、悪夢の始まりだ」


「ひ――――ぃぎィゃあぁぁぁぁああああああああああああああああああっっ!」


 それから十分後――


 フィレオティン公は、壊され、廃人と化していた。

 頭部にあらゆる角度から異常な数の針が埋め込まれ、端正な顔が鮮血で染まっている。

 それは、茨の冠をかぶせられた罪人のようであった。

 四肢を時折痙攣させていることから、辛うじて生きていることがわかるが、もはや自力で生命活動を維持することはできないだろう。


 そんな拷問を淡々と行ったレインは得られた情報を吟味しつつ顔を顰めていた。


「よりにもよって、とんでもないことをしようとしているな」


 苛立ちを込めて、彼の胸に逆十字の魔印を刻み込む。


「そうね、ときに人間は悪魔なんかよりも、よっぽど邪悪なんじゃないかって思うことがあるわ」


 彼女の目は、窓ではなく壁に向けられていた。だが焦点はまったくあっておらず、もっと遠くを見ているようだった。見ている方角は聖都の東区のほうだ。


「なにか感じるか?」


「ええ、尋常じゃないほどの聖気をね」


 ベルトリアは血色の目を細めた。


「聖なる都と呼ばれるくらいだから、聖器でもあるのかしらと思って気にしなかったんだけど。もしかしたら――」


「――天使がいるかもしれない?」


 ベルトリアの言葉を、レインが引き継ぎいで嗤った。


「まあ、悪魔がいるんだから、天使がいてもおかしくないだろう――なあ」


 そう言って、少女を見ると、彼女は妖艶な微笑を口元に漂わせた。

 その背後の影が陽炎のようにゆらめき、漆黒の翼となって顕現した。さらには黒蛇のような尻尾までが視界の端にちらついている。


 そうベルトリア――彼女の正体は、レインが契約した悪魔なのだ。


 レインが使う魔術はすべて彼女の契約によって得られたものだ。

 生物に対しては普通のナイフと変わらないが、無機物であればどんなものでも切り裂く銃剣も、悪人以外は殺さない弾丸も、銃弾を受けても傷つかない外套も、すべてだ。


「これからどうするの?」


「決まってるだろ。わが一族の掟はただひとつ。僕は悪を滅する大悪だよ」


 レインは銀の仮面のしたで、眼を細めて聖都の東を見た。


「アドルトゥエノフ公を殺す」


「これだけ膨大な聖気をもつ天使が相手に憑いているとしたら――勝てないわよ」


「だからどうした?」


 レインは言った。


「僕の祖先は勝てないと知りながら神に背いた愚か者だ。絶望的な権力の差を前にしても民を見捨てることができず、悪に染まった者の血が――僕にも流れている! 最初から諦めることができたのなら、こんなところにはいないッ!」


「そう、戦うのね」


 ベルトリアが微笑んだ。悪魔には似合わない慈愛の笑みを。


「いいわ。だったらアタシはそのための力をあげる。あなたに代償を支払う覚悟があるのなら、いくらでも。それがあなたとかわした――契約だからね」


 夜の支配者が外套を翻す。


 彼が望むのは、最も巨大な悪。

 それは、毒を制す猛毒であり、悪を滅す大悪だ。

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