第3話 初デート① (聖也くん視点)
「あ、こんにちは。今日はよろしくね」
「うん、よろしく」
現在、午後1時45分。女性を待たせてはいけないと思い、少し早めに着いたつもりだったけど、俺より早く着いていた。
「待たせてごめんね」
「全然待ってないから大丈夫だよ」
「そっか、ならいいんだけど」
「うん、じゃあ行こっか」
「あ、あのさ」
「ん?なに」
「いや、今日の服も、か、可愛いです、ね」
「///ありがとうございます」
それから2人で電車3駅ほど揺れ映画館に着いた。
この後はチケットを買う。
「あ〜結構混んでるね。真ん中の方はほとんど埋まっちゃってるし」
「大丈夫だよ。ほら」
「これは?」
「座席の予約表」
「おー取ってたの」
「うん」
「さすが!しっかりしてるね」
「せっかくのデ、デートだし、楽しみたいじゃん!」
「うん」
その後は映画を見てフードコートで一休み。
アニメやマンガにある映画館のイチャイチャを少し考えたりもしたが、夏鈴があまりにも真剣に見ていたためと、俺が見入ってしまったために完全にそういう考えが消えていた。
「はぁー面白かった!」
「そうだねまさか主人公が……」
「ダメ!」
「ん?」
「ほら、まだ見てない人がいるかも知れないでしょ」
「あ〜確かに」
「だからダメよ。帰ってRAINでね」
「うん。この後はどうする」
「あ〜考えてなかった」
「じゃあゲーセン行かない?」
「いいね。行こー」
それからマクドナルト通称マックトで簡単な軽食を食べてゲーセンに向かった。
「これ、取れる?」
「どうだろう?やってみる。ゲーセンはよく行ってたから」
「うん。お願い」
ゲーセンに着いた俺と夏鈴は一通り回ろうとしたが、入ってすぐにあるスターヴァーズに登場する光る剣に夏鈴が反応したので、試しに1度やってみることにした。
(この2本爪のタイプは1回やってアームの強度を確認しないといけないんだよなぁ)
100円を入れてアームを動かしてみた。
(あ〜、アーム弱!)
「大丈夫?これ取れる?」
「確かにアームは弱いけど、これなら取れるよ」
「ほんと?やった!」
それから、片方の爪で少しずつ動かしてみて、400円で取れた。
「ありがとう!」
「どういたしまして」
「私も何かプレゼントしたい」
「いいよ、難しいし」
「じゃあアレ撮ろう」
「アレ?」
———————————————————————
どうも作者です。
しばらくは春休み編を書こと思っています。
題名に書いたようなことはもうしばらく待ってください。
ちなみにスターヴァーズの本編は考えてないので、RAINで話すシーンは今後ありません。
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