第14話

「上から82 58 88」

「何が?」

「私のスリーサイズ」


教えていいのか?

ていうか、どうしてわかった?」


「お兄ちゃんも男でしょ?そのくらいの事は眼を見ればわかる」

「そうなのか・・・」


でも・・・

胸はもう少しあるような・・・

セクハラだ・・・


「今のは中学生時代だよ。さすがに今のは内緒」

そうですか・・・


「あっ、勉強しなくちゃ。じゃあね。」

「ああ。がんばれよ」

「うん。戦闘準備は完全にしておくわ」


香耶ちゃんは、戻って行った。


でも、よく考えたら・・・

彼女がここにいるのは、受験が終わるまでか・・・


そうなると、この家を出ていく。

寂しくなるな・・・


勉強か・・・

教えてあげたいけど、僕にはもう無理だろう。

逆に、教わる。


そういや、「すいへいりーべいぼくのふね」

社会に出てから、一度も使っていない。


さてと・・・

風呂を沸かすか・・・


皿洗いは、自動食器洗い機を買った。

少しは楽をしてもいいよね?

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