第8話
流行のファッションは、時代により変わる。
その最先端を行くのは、いつの世も女子高生、
その移り変わりは激しい。
妹が女子高生の頃は、超ミニスカートが流行っていた。
ミニスカートの頭につく、超が重要。
妹に訊いた事がある。
「どうして、ミニをはくんだ?」
「かわいく見せたいから」
「他には?」
「みんなが、はくから」
同調圧力ね・・・
日本人同調圧力の強い生き物だが、そうしておけば、安全なのか?
妹がフランスに行ったのは、結婚だけでなく、
「日本にいると、自分を見失う」
そう言っていた。
考えが変わったのか・・・
「お兄ちゃん」
「どうした?」
香耶ちゃんが、いくつか服を見せてくる。
「どれがいい?」
ニコニコ微笑む。
「パンツルックなんだな」
「うん。スカートはあまり好きじゃないんだ」
「どうして?」
「重いし動きにくい・・・それに・・・」
「それに?」
「私がミニスカートはいたら、男が寄ってきて、お兄ちゃんがやくから」
やきません。
「でも、少しはあってもいいかな・・・」
香耶ちゃんはそういうと、スカートを持ってくる。
「あまり短くないな」
「そう?今の子はこれでも短いよ」
基準がわからん。
後は下着だが・・・
ここは、男子禁制だな。
こうして、香耶ちゃんの必要なものを買い、帰宅する。
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