第7話 俳句集をいただいて思う
おはようございます。
以前勤めていた会社でお世話になった元上司。私が退職してから数年後に定年を待たずに早期退職し、好きだった俳句の道を極め、今は俳句教室の先生をしています。先日、その元上司より、自作の俳句集が届きました。このような人生の節目に、四半世紀前の部下である私を思い出し下さる事に大きな喜びを感じつつ、俳句の知識が全くないため、感想を伝えられない事に困り果ててしまいました。
お礼状に正直に「自分には俳句の心得がないので、この作品が気に入ったとか、この表現が良いと思うという感想は書けません。」としたため、「私は稚拙ながら写真をやっているので、代わりにといってはなんですが、勝手にコラボさせてみました。」と元上司の作品に合いそうな自分の素材を選び、文字入れしてプリントしたものを送ったところ、想像以上に喜ばれました。俳句はとっつきにくく、なかなか受け入れられない。写真、あるいは絵やイラストがあれば俳句に関心のない人にも分かりやすく見てもらえると、かねてから思っていたというのです。その後気を良くした私は、「二人で持っておこう」と10ページほどの写真句集まで作ってしまいました。
知っているふりをして後で調べるのもテクニックですが、正直に分からない事を伝えた上で、今の自分に出来ることを全力でやることも人の心を打つんだなと思った例でした。いつか上司の地元へ出向き、小さな俳句と写真の展示会が出来たらと練習に励む日々です。また、50代半ばで新しい道を開くという生き方も素晴らしいと思いました。私も常に進化していきたいと思います。
では、本日も一日笑顔で宜しくお願いします。
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