第1話 

ぶつかったのは1人の少女だがその頭からはヒトのものとは違う耳が生えていた

「えっとごめんなさい、私ドールっていいます、あなたは?」


ドールと名乗る少女から聞かれた女性は


「初めまして、私はジャパリパークの探検隊の隊長に応募したんだけど…」

言いづらそうにする


続いてミライが

「他に受けてくれる人が居なかったのでまぁ、ほとんど強制的になってしまったって感じですね、要はあなた達の新しい隊長さんです」


それを聞いたドールは

「新しい…隊長さんですか?」

不思議そうに女性…隊長を見る



「そうですよ!ようやく応募者が来てくれたんです!本当に何で今まで来なかったんでしょう?」

ミライが首を傾げる


「いや、こんな募集見て来る人普通は居ませんよ、明らかに怪しいじゃ無いですかこれ」


そう言って隊長は一枚の紙を取り出した、そこには





『あなたはけものがお好きですか?ジャパリパークへ来ればもふもふし放題!ペロペロレロレロし放題!フレンズさん達も待ってます!』

と書かれていた


「コレのどこが怪しいんですか!」

ミライが叫ぶ


「どっからどう見ても怪しさ満点ですよ!何ですかペロペロレロレロって!チェリーでも舐めてるんですか、あなたは!」

隊長がツッコむ


「チェリーなんて舐めてません!フレンズさんです!」



「余計タチ悪いんですよ!何でフレンズを舐めてるんですかあなたは!」


そうやって2人で言い合いをしていると


ガサッ

再び茂みが揺れ人影が現れた


「全く、ドールを追いかけて何か聞こえたかと思えば、何をやっているんですの?」

メガネをかけた少女が呆れたように言った


「あ、ミーア先生」

ドールが声をかける


ミーア先生と呼ばれた少女にミライが気付く

「あ、ミーアキャットさん実は今日から新しい隊長さんがいらしたので案内していたんですよ」


「新しい隊長さん…?わたくしミーアキャットですの、よろしくお願いしますわ」


ミーアキャットと名乗る少女が頭を下げる、その頭にもドールほど大きくは無いが耳が付いていた


「よろしく、というかドールを追いかけて来たって言ってたけどどういう事?」


するとミーアキャットは

「そうでしたわ、ドール!また授業から逃げ出しましたわね!宿題の量を二倍に増やしますわよ!」


それを聞いたドールは

「わあああ!それだけは勘弁してくださいー!」

そう言いながら走り出した


「あ、待つですのドール!」

ミーアキャットがドールを追いかける



「なんか面白いですね、フレンズって」

隊長が呟くと


「ええ、そうなんですよ!素晴らしいんですよ彼女達は!それに気づくとはあなたも中々見る目がありますね!さぁ、今夜は歓迎会という事でフレンズさんについて語り合いましょう!寝かしませんよー!」


「そ、それだけは勘弁してください…」




次の日、フレンズ達に紹介して回るはずだったが…宣言通り寝かしてもらえなかったためその次の日に回る羽目になったという

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