第532話結愛は体で分からせる
「え、あ、な、泣かせる気じゃ無かったんだ、悪い・・・」
泣かれてしまうと罪悪感が湧いてくる・・・しかも結愛は普段全然泣いたりしないから余計に罪悪感が湧いてくるな・・・
「悪いと思ってるなら私と付き合って!」
「え、そ、それは─────」
「褒めてくれたことだけじゃなくて今の悪いって言うのも嘘で私のこと泣かせたのことなんとも思ってないの・・・?」
「うっ・・・」
それでも俺は・・・
「ねぇ、そーちゃん・・・お願い」
「・・・結愛、俺はやっぱり浮気することはできない」
「・・・うん、わかったよ、そーちゃんがそこまで言うなら・・・」
良かった、結愛もやっぱりはっきりと言えばわかってくれるらしい。
「体で分からせてあげるしかないね」
「・・・ぇ?体・・・?」
俺がそう言葉を発すると同時・・・いや、もしかしたらそれよりも少し早かったかもしれない。
結愛は俺のことを抱き抱えた。
「・・・えっ?ど、どうするつもりなんだ・・・?」
ま、まさか俺のことを痛めつけて無理やり承諾させるとかするつもりなのか・・・?
「・・・とりあえずお風呂行くよ」
そう言って結愛は俺のことを抱き抱えたまま宣言通り脱衣所を無視してお風呂場に駆け込んだ。
「こ、こんなところに来て一体どうするつもりなんだ・・・?」
も、もしかして俺の顔を水に浸からせて溺死寸前まで追い込む気なのか・・・?
「ここなら家の中だとまだ人が来る確率が低いし、そーちゃんの口にガムテープさえしとけば声が響くこともないから最適だよね、汚れてもいいし」
「ガムテープ・・・?汚れる・・・?」
本当に結愛は何をするつもりなんだ・・・?
俺が疑問に思っていると、結愛がなんの前触れもなく俺の口元にガムテープを貼ってきた。
「・・・ん?」
当然俺は口にガムテープなんてされたくないため、それを剥がす。
`ベリベリベリ`
「あっ!外したらダメ!」
そう言って結愛は俺が剥がしたガムテープをもう一度口に貼ってきたため、俺はもう一度剥がす。・・・何がしたいんだ。
「もうっ!外したらダメだって!」
そう言って結愛は俺の両手を新しいガムテープで厳重に縛ろうとしてきたため、反撃しようとするも・・・当然と言ってしまえるのが悲しいけど当然俺が結愛に敵うはずもなく、両手首をガムテープによって厳重に拘束されてしまった。
そして今度はぴっちりと俺の口にガムテープを貼ってきた。
「んんっ!」
当然出そうとしても声は出ない。
「うんっ!これでおっけーだよ!」
何がおっけーなんだ・・・手と口を拘束されてされることなんて嫌なことしか想像できない・・・
すると今度は結愛がいきなり上半身の上着と薄着を脱ぎ、上半身だけ下着姿になった。・・・って、え?
「んん、んんんんっ!?」
ちょちょ、ちょっと待て!?俺が思い描いていた展開と全く違う、なんで脱いでるんだ!?
「さっき私言ったよね?体に教えてあげるって」
言ってたけど・・・だからこそ俺は体を痛めつけられるのかと思ってたんだけどなんで脱いでるんだ・・・?
「私の気持ち良さたっぷり教え込んであげる、もうそーちゃんが私以外見れないぐらいにね❤︎」
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