第533話結愛とえっち?
「きき、気持ち良さって・・・まさか?!」
「うん、もちろん性的な意味で・・・だよ?」
「・・・・・・」
俺はすぐにこの状況の危険性に気づき、なんとか逃れようとカタツムリのようにして逃げようとするも、結愛に動きを止められてしまう。
「逃げなくても、そーちゃんは今から気持ち良くなるだけなんだから❤︎」
結愛は俺のズボンに手を掛けると、容赦無くズボンを下ろした。
・・・だが俺だってこのままやられっぱなしでいるわけにはいかない。
例えガムテープをされてたって本気で大声を出せば声は響くはず・・・なら!
「んー!!!!っ!」
大声を出そうとした瞬間に、結愛に俺の鼻を抑えられてしまい音が出なくなった。
「大声出す気ならこのまま窒息で気絶してもらうけどいいかな?私としてはそーちゃんが起きてる時に気持ち良くなって欲しいけど、抵抗するなら仕方ないよね・・・」
「・・・・・・」
窒息なんてしてしまったら、本当に抵抗の可能性がなくなってしまうため俺は一先ず抵抗する意思を見せないようにする。
すると結愛はニコッと笑うと俺の鼻を抑えている手を離した。
「じゃあそーちゃん、下ろすよ」
「・・・・・・」
俺は抵抗することなくそれを承諾するが、このままやられるつもりはない。
俺は結愛が完全に油断して俺のズボンをゆっくりと下ろしている間に、なんとか動かせる右足で結愛のことを痛くない程度に押しのけた。
「っ」
よし!あとはなんとかここから逃げ──────
「ぁっ・・・」
俺は何かを吸い込まされてしまい、眠らされてしまった。
「──────ん?」
俺が目を開くと、そこは・・・見覚えのあるお風呂場の天井だった。
「・・・っ」
どうやら俺はまだ両手と口を拘束されてしまっているらしい。
・・・見た感じここはお風呂場のお風呂だ、やっぱり何度見ても温泉かと疑うぐらいに広いな。
「・・・ん!?」
俺の隣には、上半身と下半身が下着姿の結愛がいて、俺に抱きつきながら眠っている。
「んんんんっ!?」
どういうことだ!?
しかも俺もいつの間にか上半身が裸になっていて下着だけになっている。
「─────ぁ、起きたの?そーちゃん」
そう色っぽく言うと、結愛はゆっくりと体を起こして俺の上に跨った。
「さっき・・・気持ち良かったね❤︎」
「・・・ぇ?」
さっき・・・?
「もうっ!何寝ぼけてるの〜?さっき私とえっちしたでしょ?」
・・・は?
「私に子種注いでくれたの忘れたの?そーちゃん❤︎」
「・・・・・・」
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・え?
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