第35話男子生徒達による嫉妬
今日、学校についてすぐ初音は生徒会の仕事があると言って生徒会室に行っていた。最近やたらと生徒会の仕事が多いな、どうしたんだ?俺がそんな疑問を抱いていると、三人の男子生徒が話しかけてきた。
「おい」
「えっ?」
なんでそんなにいきなり喧嘩腰なんだ?俺なんかしたっけ。転校したばかりだからそんなに恨まれる覚えも無いんだけど・・・
「えっと、なに?」
「お前、何、白雪さんと話してんだよ」
「・・・は?」
白雪さんって・・・初音か?なんで初音と話すだけでこんなに嫌われてるんだ?
「えっと、話したらだめなのか?」
「あー、そっか、お前転校してきたばっかりだもんな、だったら教えといてやる、この学校の暗黙のルールとして、白雪さんには話しかけるのは禁止なんだよ」
「え、そうなの?」
嘘だろ、俺今まで学校でも普通にい喋ってたんだけど・・・もしかして俺が友達出来ない原因って初音が嫉妬深いからだけじゃなくて、単に俺が嫌われてるからとか、そういう感じなのか?
「まあ、そういうことだから、隣の席だからって、話しかけるんじゃねえぞ」
「え、あ、ああ」
俺が返事をすると、その三人組は自分たちの席へと戻っていった。
「・・・・・・」
どうしよう、学校では初音と話さない方が良いのかもしれない。もし同棲してるなんてこいつらにばれたらそれこそ俺の学校生活は終了だろう。っていうか俺が転校してきたときに初音が俺と付き合ってる敵なこと言ってたと思うんだけど・・・適当に流されたのか?
そしてしばらくして、初音が帰って来た。と、とりあえず話さないようにしよう。初音には家に帰ってからでも説明すれば大丈夫だろう。
「そーくん、お待たせー!でねー、ちょっと話があるんだけどー」
「・・・・・・」
今だけは無視を決め込もう。
「そーくん?」
「・・・・・・」
なんか転校してきた時を思い出すな。
「もしかしてまた無視決め込んでるの?」
「・・・・・・」
前とは理由が違うけど、まあ、今は無視を決め込むしかない状況だし・・・
「・・・そう、じゃあ、あればらすしかないね」
「・・・・・・っ!」
あれっていうのは絶対あれのことだろう。俺が18禁ゲームをやったときの映像だろう。
「は、初音・・・次の休み時間にちょっとだけ話がある、それまで待ってくれ」
俺は小声で耳打ちする。
「そーくんの息が耳に・・・///う、うん、わかった」
最初の方の文面は理解できないけど、まあ、一応は納得してくれたみたいでよかった。次の休み時間にさっきあったことをすべて説明しよう。
そして、次の休み時間、俺は初音と一緒に屋上へと向かっていった。
「で?話って?」
「お、俺たち、学校では話さない方がよくないか?」
俺がそう提案した瞬間初音の顔が歪んだ。
「・・・どうして?」
「いや、ちょっとさっきの朝に言われたんだけど、なんか初音と話さないでほしいって、だから学校では話さないようにして、家で存分に話せばお咎めなーーーー」
「嫌だよ、なんでそんなこそこそしないといけないの?」
「えっ」
ま、まあそうだけど、初音はモテるんだし、それは仕方がないことだ・・・
「っていうか誰にそんなこと言われたの?」
「え?あ、ああ、男子生徒にーーーー」
「あいつら、本当にろくなことしないね・・・」
と、いうと初音は何かを決めような顔つきで言う。
「わかった、じゃあ今日の4限目まで待って、4限目になったらそんなことが二度と起きないようにするから」
「な、何をする気ーーーー」
「じゃあ、ちょっとやることあるから」
そういうと、初音はどこかに走っていった。・・・何をするつもりなんだ?
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