27冊目 『工学部・水柿助教授の日常』

 皆さま、こんにちは。

 あさぎ図書館 館長の、浅葱あさぎ ひな です。


 この、あさぎ図書館 ☆異世界分館☆ では、館長であるわたしが、読み終えておもしろかった『本』を、皆さまにご紹介させていただこうかと思っております。

 ここ『カクヨム』ではない世界の物語たちを集めた……なので、異世界分館です。よろしければおつきあいください。


 久しぶりの更新です。午後のひと時に、素敵な1冊を……。




    『工学部・水柿助教授の日常』

       著者名 森博嗣   装画 大竹茂夫

           玄冬舎


 この物語は……、

    文芸寄 ★★★★★♢・・・・・ ラノベ寄

 ジャンルは……、『ミステリー』です。




★★あらすじ、感想などなど★★


 あらすじ……

 水柿君33歳。のちにミステリィ作家となるが、今はN大学工学部助教授である。専門は建築学科の建築材料。

 しばしば独身と間違われるが、須摩子さんというミステリィ好きの、二つ年下の奥さんがいる。

 水柿君は、いつしか自分の身の回りで起こるなにげない細やかな不思議を、須摩子さんに披露するようになっていた。

 水柿君の周りには、ほのぼのミステリィがいっぱい。今日もまた、あれが消え、これが不思議、そいつは変だ、誰かなんとかしろ! と謎は深まる……。



 感想などなど……

 森博嗣さん、独特の作風で人気のある作家さんです。西尾維新さんとかは影響を受けてそうです。わたしの勝手な想像ですが……。

 とにかく、語り口調(小説だから、表現方法かな?)がおもしろいのです。ユーモアがあるというか。

 はっきり言って、『ムダ(失礼!)』な部分が多いのです。でも、その一文が置かれていることで、テンポ良く読み進めることができるのです。

 ……で、その『ムダ(失礼!)』な部分に笑わせられているうちに、そこに潜まされていた伏線を見逃してしまうという。あぁ……。


 このミステリーの舞台は、主人公・水柿君の周囲で、そして日常の中なのです。そこで起こる不思議の数々。でも、集中してないと、どこのどれが謎なのかわからなくなったりします。

 そこに展開される、理系な水柿君と文系な須摩子さんの会話は、なぜだか、ズレたところで噛み合うのです。

 さぁ、日常の不思議は解明されるのか? 謎解明の糸口は、誰によってもたらされるのか……? 読み進めると、ここが一番の謎でした。全5編の短編集です。

 あ、未読の方の楽しみを奪ってはいけませんので、これくらいで……。


 さて、27冊目も、『ミステリー』です。

 今回ご紹介させていただいたミステリーも、父の本棚で見つけて読み始めました。萌葱色もえぎいろ(浅葱色より緑みが強い色)の背表紙が綺麗で印象的だったんです。奥付を見ると20年くらい前に刊行されたハードカバーでした。

 主人公が『助教授』ですから、その時代の古さがおわかりになるかもしれません。図書館でも書架に並んでるというよりも書庫に眠ってる作品かもしれませんね。

 それにしても、父の蔵書には驚くばかりです。

 だって、わたしが生まれる前に出版された本が、未だに本棚にある……とか。『自分で買った……』とも言ってましたけど、わたしと同じくらいの歳には、もう自立してたんだなって思いました。


 今回も、これ、読んだよ〜 とか、これ、おもしろいよね〜 とか、皆さまとお話できると楽しいかな? なんて思ってたりします。

 なので、コメントなど残していただけると嬉しいです。

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