13冊目 『さめない街の喫茶店』

 皆さま、こんにちは。

 あさぎ図書館 館長の、浅葱あさぎ ひな です。


 この、あさぎ図書館 ☆異世界分館☆ では、館長であるわたしが、読み終えておもしろかった『本』を、皆さまにご紹介させていただこうかと思っております。

 ここ『カクヨム』ではない世界の物語たちを集めた……なので、異世界分館です。よろしければおつきあいください。


 午後のひと時に、素敵な1冊を……。




    『さめない街の喫茶店』

       作者名 はしゃ

           イーストプレス


 この漫画は……、

    文芸寄 ・・・★★♢★★★・・ ラノベ寄

 ジャンルは……、『異世界ファンタジー』です。




★★あらすじ、感想などなど★★


 あらすじ……

 ある日突然、眠りから目覚めることができなくなったスズメは、「ルテティア」という『さめない街』に迷い込み、喫茶店「キャトル」で働くことに。

 現実の世界を、思い出してはいけないような気がして、スズメはいつものように考えるのをやめ、お菓子を作る。

 美味しい喫茶メニューと魅力的な夢の住人たちと紡ぐ、グルメファンタジー。



 感想などなど……

 現実世界で、夜、普通にベッドに入り、眠りについた主人公・スズメ。彼女が目覚めた時、そこには見慣れたはずの部屋の天井はなく……。

 この物語、転生でも召喚でもありません。ただ、夢の世界に紛れこんだみたい。だけど、その夢の世界側はたくさんのファンタジーで溢れています。

 時々、現実の世界のことを思いだしたり、そこでの記憶に想いを馳せたりすることもあるけれど、こちら側の世界の居心地の良さに、ついつい甘えてしまうのだった。


 そんな居心地の良い世界の喫茶店「キャトル」で、働くスズメは、今日もお菓子作りに励んでいた。

 当初のお客は、『猫』だけというくらい閑散としていた喫茶店だったが、次第にこちらの世界の住人たちが集まるようになる。しかも、皆の優しさが暖かい。

 人との繋がりに癒されながら、主人公・スズメによって作られるお菓子のレシピが、また素敵な暖かさを添えてくれているようです。第1話の『ドーナツ』……とか。

 あ、未読の方の楽しみを奪ってはいけませんので、これくらいで……。


 さて、13冊目は、漫画です。残念ながら、2巻で完結しているようです。webで連載していたものを書籍化したようで、わたしは、この出版社から漫画の『本』が出版されているとは知りませんでした。連載は、かなり以前からされていたようです。重版されて、書店に並んでいたからこそ見つけたくらいですし。

 それから、絵柄は好みがわかれるかもしれません。少女漫画のような妙なリアリティは、ちょっと控えめ。かわいらしいけど、ラノベ読者の男性向き、でもないかと。

 でも、細い線のタッチで描かれた、人物、道具、街並みは、そのどれもから暖かみを感じます。癒される……って、こういう感じでしょうか?


 さて、今回も、これ、読んだよ〜 とか、これ、おもしろいよね〜 とか、皆さまとお話できると楽しいかな? なんて思ってたりします。

 なので、コメントなど残していただけると嬉しいです。

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