あさぎ図書館 ☆異世界分館☆

６冊目 『おとぎカンパニー 日本昔ばなし編』

　皆さま、こんにちは。

　あさぎ図書館　館長の、浅葱（あさぎ）　ひな　です。

　この、あさぎ図書館　☆異世界分館☆　では、館長であるわたしが、読み終えておもしろかった『本』を、皆さまにご紹介させていただこうかと思っております。

　ここ『カクヨム』ではない世界の物語たちを集めた……なので、異世界分館です。よろしければおつきあいください。

　午後のひと時に、素敵な１冊を……。

　　　　『おとぎカンパニー　日本昔ばなし編』

　　　　　　　著者名　田丸雅智　　　装画　usi

　　　　　　　　　　　光文社

　この物語は……、

　　　　文芸寄　★★★★★♢・・・・・　ラノベ寄

　ジャンルは……、『現代ファンタジー』です。

★★あらすじ、感想などなど★★

　あらすじ……

　緊張の入社当日、初めて挨拶した上司は生まれた時から一寸、つまり三センチほどしかなく⁉︎　　一寸上司（一寸法師）

　おばあさんが川で拾ったノートパソコンの桃のロゴから生まれた女の子は、情報工学の天才児で⁉︎　　ロゴから生まれた（桃太郎）

　などなど、全12編収録‼︎

　感想などなど……

　もう、１話目からおもしろかったです。日本むかし話がベースになっているので、話が判らない……と言うことは、皆さまでもない筈です。

　しかし、現代風にアレンジされた舞台背景は楽しいですし、そこで活躍するキャラクター設定は秀逸です。

　日本むかし話の『一寸法師』で、打ち出の小槌、振るいますよね？　その時の願いはなんだったでしょう……。こちらの『一寸上司』でも、同じアイテムが登場しますが……？

　２話目の、『ロゴから〜』も、ちょっとせつないけど楽しい物語。こちらは、ミステリー調の短編です。登場人物たちの会話のセンスがおもしろい。

『りんごじゃなくて……』で、皆さま、納得できるかもしれません。

　あ、未読の方の楽しみを奪ってはいけませんので、これくらいで……。

　さて、６冊目は、ハマる予感があったので、テストが終わるのを待っていたのです。

　連作短編集とはいえ、１話読んで、続きは明日……とか、それが無理なほどのクオリティーなのは、読んでいただければご理解いただけるかな？

　現代ショートショートの旗手による物語と謳われる物語は、やはりおもしろかった。

　今回も、これ、読んだよ〜　とか、これ、おもしろいよね〜　とか、皆さまとお話できると楽しいかな？　なんて思ってたりします。

　なので、コメントなど残していただけると嬉しいです。