4冊目 『覆面作家は二人いる』

 皆さま、こんにちは。

 あさぎ図書館 館長の、浅葱あさぎ ひな です。


 この、あさぎ図書館 ☆異世界分館☆ では、館長であるわたしが、読み終えておもしろかった『本』を、皆さまにご紹介させていただこうかと思っております。

 ここ『カクヨム』ではない世界の物語たちを集めた……なので、異世界分館です。よろしければおつきあいください。


 午後のひと時に、素敵な1冊を……。




    『覆面作家は二人いる』

       著者名 北村薫   イラスト 高野文子

           KADOKAWA


 この物語は……、

    文芸寄 ★★★★★ ♢・・・・・  ラノベ寄

 ジャンルは……、『ミステリー』です。




★★あらすじ、感想などなど★★


 あらすじ……

 19歳でデビューしたの正体は、大富豪のご令嬢。天国的な美貌と明晰な頭脳の持ち主、更に可憐な性格__と思った、担当編集者の岡部良介だったが、ある事件の話をしたことから、お嬢様の意外すぎる顔を知ることに__⁉︎

 お嬢様との初めての出会いを綴ったミステリーを含む、全3話。



 感想などなど……

『新妻千秋。ペンネームだとしたら、時代がかった、今時流行はやらない名前だ』

 そんなことを思いながら、渋々と、作家候補に会いに向かった主人公。

 大豪邸に驚き、本物の執事に驚き、お嬢様の可憐な姿に驚きます。

 更に、主人公が何気に言葉にした不可解な出来事に、見事な解答を導きだしたことに驚きます。


 最初の一問を、見事な推理で解決されたことをきっかけに、主人公が本物の事件(学校で起こった殺人事件)の話をします。何故、一編集者風情が本物の事件を語ることができるのかは、読んでいただければ……。

 更なる悲劇が起こることを憂慮したお嬢様が、起こした行動に、主人公はまた驚かされるのです……が?

 あ、未読の方の楽しみを奪ってはいけませんので、これくらいで……。


 さて、4冊目は、わたしが大好きな作家さんのおひとりでもある、北村薫さんのミステリーです。『噺家さん』が名探偵役の『わたしシリーズ』もおもしろいので、機会があればご紹介したいですけど。わたしは、こちらの『覆面作家シリーズ』のほうが好きなんです。

 屋敷の中では、まさに深窓の令嬢。屋敷の門をくぐった瞬間に__⁉︎

 このギャップが、なんだかかわいい。そして、推理する姿はカッコいいのです。

 主人公と一緒になって、わたしまで、本気で『あっ!』と言わせられます。ミステリーを読む醍醐味って、コレです!



 今回も、これ、読んだよ〜 とか、これ、おもしろいよね〜 とか、皆さまとお話できると楽しいかな? なんて思ってたりします。

 なので、コメントなど残していただけると嬉しいです。

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