2冊目 『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』
皆さま、こんにちは。
あさぎ図書館 館長の、
この、あさぎ図書館 ☆異世界分館☆ では、館長であるわたしが、読み終えておもしろかった『本』を、皆さまにご紹介させていただこうかと思っております。
ここ『カクヨム』ではない世界の物語たちを集めた……なので、異世界分館です。よろしければおつきあいください。
午後のひと時に、素敵な1冊を……。
『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』
著者名 青柳碧人 装画 五月女ケイ子
双葉社
この物語は……、
文芸寄 ・★★★★♢★・・・・ ラノベ寄
ジャンルは……、『ミステリー』です。
★★あらすじ、感想などなど★★
あらすじ……
赤ずきんが、お婆さんに会うために出かけた先で、様々な童話の主人公たちに遭遇します。シンデレラやヘンゼルとグレーテルや……。
なぜか、そこで死体に
その事件に巻き込まれ、時には自ら首を突っ込んで、真相の究明に乗りだします。
赤ずきんの推理が冴え渡る、全4話。
感想などなど……
童話がベースになっているのは、斬新な設定だと思います。
赤ずきんが立ち寄る先々で事件に遭遇します。そこは、シンデレラの世界だったり、ヘンゼルとグレーテルの世界だったりです。
これらの世界ですから、当然、そこには魔法使いが存在します。作中でも魔法が使われるのですが、それでも、不思議なほどに推理が破綻しません。そこがとてもおもしろいです。
どのお話も、童話の主人公たちに、黒い影が見え隠れします。それぞれのお話を読み終えたあと、なんだかゾクゾクします。シンデレラの態度とか……、グレーテルの最後の言葉とか……。眠り姫のラストは衝撃的だった……。
伏線の張りかたが秀逸なのでしょうね。思わず、前のページを確認してしまう。ミステリーのおもしろい部分でもあります。
あ、未読の方の楽しみを奪ってはいけませんので、これくらいで……。
さて、2冊目は、童話をなぞった文芸寄りの物語を選びました。
昨日だったでしょうか? ここ『カクヨム』の近況ノートで、『童話のパロディとの理由で公開停止になった……』という投稿を見かけました。
このユーザーさま以外でも、童話をモチーフにしている物語って、たくさん書かれていて、投稿もされてますよね? そして、今回ご紹介したこの『本』も、童話が元になってます。
この頃の童話って、すでに著作権って切れていて、特別な許可は必要ないと思うんですけど……。違うのかな? わたしが無知なだけ?
今回も、これ、読んだよ〜 とか、これ、おもしろいよね〜 とか、皆さまとお話できると楽しいかな? なんて思ってたりします。
なので、コメントなど残していただけると嬉しいです。
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