第19話大地の竜

ーーー


再度峡谷へ来た二人


プレックバイト「ケェーー!」

 アニトより少し大きいくらいの竜が飛び出して来る


アニト「わっ!」


プレックバイト「ケェッ!」

 二足歩行で尻尾が長く、

        翼のない2m程の竜がアニトを襲う


アニト「くっ…!やぁ!」後ろへ下がった拍子に、爆破スキルだけ乗せた小石を投げて倒す


プレックバイト「ケッ…!」

     爆破を受けて倒れ、フッと消える


タマ「爆破だけでも、申し分ないな」


アニト「うん、かなりね」


先程同様、肉をばら撒き、

       匂いの玉を10個転がし上に登る


アニト「集まってきた…!」


タマ「いやもう少し集めてからだな…」


辺りのモンスターが匂いにつられて、

            続々と集まってくる


タマ「よし!今だ行け!」


アニト「それ!」石を振りかぶり投げて

   爆破と瞬間的にするスキルで空爆する

     何が起こっているのか分からない

       モンスターが次々倒れて行く


アニト「ふぅ…」


アニト Lv56

スキル:麺を一日一本飛ばす 筋力強化Lv5、防御Lv9 俊足Lv2、比較的早く水を水蒸気に変えるLv2、スキルを瞬間的なものし強化するLv5、爆破Lv4、スキル経験値を貯めてスキルLvを上げるスキル、スキル購入

経験値96523/98302

残りSP6


アニト「なんか俊足や水の蒸発が上がらなくて

     爆破や筋力強化が上がっちゃった」


タマ「マジかよ…レベルが低いものの方が

     上がりやすいと思ったのに違うのか…?」


アニト「うーん…」



ーーー二人で魔石を回収し移動する



また肉と匂い玉を10個転がし

         峡谷を登り見渡せる場所へ


タマ「続々と集まってキタゾーー!」


アニト「ん?」


カイロワイバーン「グァーー!」

 全長5m程のワイバーンが峡谷の台地から

  下を見下ろしていたアニトを襲う

  

アニト「ワ!ワイバーンだ!」


タマ「稼ぎ刻を邪魔するなーー!

          早く吹き飛ばせ!」


アニト「距離が近すぎて石が投げられない!」

       ワイバーンの攻撃を避けながら言う


タマ「ぬぅーー!」


アニト「この!」普通に石を投げるアニト


ワイバーン「グァー!」

   顔に当たり、一旦飛び上がるワイバーン


アニト「い、今だ!」

       ワイバーンに向かって投石する


ワイバーン「ゲガッ…!」

  吹き飛び峡谷の下へ転がっていく


タマ「クソ!邪魔しやがって!

        まだ下に数匹残っている!」


アニト「うんわかった!」


上から集まっている

      モンスターに向かって石を投げる


タマ「クソー…もっといたのにー…」


アニト Lv56

スキル:麺を一日一本飛ばす、筋力強化Lv5、防御Lv9、俊足Lv2、比較的早く水を水蒸気に変えるLv2、スキルを瞬間的なものし強化するLv5、爆破Lv4、スキル経験値を貯めてスキルLvを上げるスキル、スキル購入

経験値98161/98306

残りSP6




ーーー二人が数個の魔石を回収し移動する


再び、肉と最後に残っている

     13個の匂い玉を転がし上に避難する


モンスター「ガウッ!」

モンスター「ゴァ!」

モンスター「グォォー!」


タマ「続々と寄って来る来る〜…

    なんのスキルを買うかな〜

      ギャッ!ギャッ!ギャッ!」

         ニヤついた顔をするタマ


アニト「悪い顔…」


タマ「…ん?なんだあいつ」

アニト「かなり大きい…!」


全長100mはあろうかという

   見た目、土の様な甲殻を纏った竜が

          峡谷の大地を揺らし現れる


タマ「あいつにやられると経験値が

      もったいない!やってしまえ!」


アニト「倒せるかな…!いくよ!はぁ!」

  小石で巨大な土の竜ごとドンドン爆破していく

   

タマ「いいぞいいぞ!」


土の竜「オォォ…!」

  アニト達に向かって大口を開く土の竜


タマ「なんかしてくるぞ!下りろ!」

アニト「わかってるよー!」


二人で急いで底へ下りる


土の竜「オッ!」

  土の竜が口から土塊を吐き出し

      アニト達が居た場所を粉砕する


アニト「うわぁ!」砕けた石や土が落ちてくる


アニトが落ちてくる石や土の衝撃を受けて落ちる


アニト「…うっ!」

       落ちた衝撃で気絶してしまう



ーーーしばらく気絶し…



タマ「起きろ起きろー!」


アニト「…え?あれ?タマ…」

       タマの声に目を開ける


タマ「あのデカブツ、やってくれやがったな」


アニト「…ア…ィテテ…」

         手をつき起き上がる


アニト「あの竜は?」


タマ「どっか行きやがった」


タマ「アイツ爆破されながら

      平気で反撃してきやがった

            なかなか化け物だ」


アニト「なんて強力な…」


タマ「今やっても勝てる訳ない

     魔石だけ回収してとっととズラかるぞ」


アニト「そうだね…出来れば二度と会いたくないよ」


瓦礫に埋もれた魔石を回収し都へ戻る


アニト Lv57

スキル:麺を一日一本飛ばす 筋力強化Lv5、硬化Lv9 俊足Lv2、水を水蒸気に変える、スキルを瞬間的なものし強化するLv5、爆破Lv4、スキル経験値を貯めてスキルLvを上げるスキル、スキル購入(固有)

経験値9921/10523

残りSP6



ーーー都へ戻って来た二人



アニト「体中痛いし、泥だらけだし…

     綺麗なギルド入るのなんか気が引ける…

      綺麗にしてから入ってくださいとか

        言われたらどうしよう…」


タマ「一人で何ぶつぶつ言ってんだ」


アニト「こんな泥だらけで

        ギルド入って大丈夫かな?」


タマ「そんな所で金にするか、

    二回も三回もおんなじ所で換金したら

      不審に思われるだろ」


アニト「発想が犯罪者だよ…」



ーーー素材屋を探す



大きな素材屋に入る


アニト「凄いよ!竜の角だよ!

    魔石を壊してからの討伐なんて大変なのに!

        宝玉獣の玉鱗まで!」


タマ「おい!さっさと歩け!」


アニト「わぁー!灰燼龍の皮ー!

     レンゴクトカゲの剣角だってー!」


タマ「うるせぇー!早く歩けー!」


アニト「クニクイの爪まで有るよー!」


タマ「ぬぁーー!」


ーーー


女性店員「ありがとうございます、

      状態確認した後にお呼びします、

        お待ちください」

          淡々と進める女性店員


ケントロコプスの魔石5個、リンベルクオオトカゲの魔石1個、フトトカゲの魔石5個、キャニオンウルフの魔石6個、プレックバイトの魔石2個、キョウコクオオヘビの魔石3個、ロックロックの魔石5個、カイロワイバーンの魔石2個、イシクイサソリの魔石3個、イワツミトカゲの魔石の4個


アニト「いっぱい持って来ても割と

         普通に対応してくれるね」


タマ「デカいからだろ、

      顔を覚えられないなら

           今後ここに来るか」 


アニト「そうだね!

     待ってる間、素材見れるしね!

      僕呼ばれるまで素材見てるから!」


アニトが爛々と目を光輝かせ店内を走り回る


タマ「……すぐ顔を覚えられそうだな……」

         アニトの行動を見て呟く



ーーーしばらくして…



女性店員「お待たせしましたー」受付から呼ぶ店員


タマ「おい、呼ばれてるぞ」


アニト「カッコいいー…」

 竜の角の細かい溝一つ一つを撫でる様に見る


タマ「おい!呼ばれてるだろ!来い!」

   引っ張るがまったく動かない


アニト「この曲線美が強さの秘密…」


タマ「気持ち悪い事言ってないで動けーー!」


アニト「強靭な角…」


タマ「ぬぁーー!」


女性店員(直接声かけた方が早そうね…)


魔石が全てで269万3600Gに…

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