第16話血豚


ーーーー次の日…



女性店員「いつもありがたいね〜」


アニト「いやいやこちらこそ」


魔石が136万2400Gになり換金し外へ出る


タマ「今回はそれで俊足のスキルを買え」


アニト「速く移動できる様に?」


タマ「それもだ、あとは戦闘時の機動力だ」



アニト Lv52

スキル:麺を一日一本飛ばす、筋力強化Lv3、防御Lv9、俊足Lv1、比較的早く水を水蒸気に変えるLv2、スキルを瞬間的なものし強化するLv4、爆破Lv3、スキル経験値を貯めてスキルLvを上げるスキル、スキル購入

経験値79321/82069

残りSP3


アニト「なるほどね」



ーーーー次の日…



火山へ向かい歩く


アニト「また火山ー…」


タマ「文句言うなつまようじ!」


アニト「誰がつまようじ!」


ーーギルドにて…


ナケイラ「ワーダルさん!」


ワーダル「どうだった?」


ナケイラ「調査員の方の報告で、

      やはりオークの大群が

       こちらに押し寄せているのは

        間違いない様です」


ワーダル「すでに増えていたか…!」


ナケイラ「多くのオークの中にハイオークが20、

そして突然変異種のブラッドオークが群れを従えている様です」


ワーダル「おそらく食料確保のためにここに目をつけたんだろう、すぐに、ギルド本部への要請ともにジナイの街に救援要請を出す!今いる冒険者で迎え撃つぞ!」


ナケイラ「はい!」


ギルドが慌ただしく動く



ーーーアニトとタマは…



アニト「はぁ!」小石を投げる


フレイムドッグ「ギャイン!」

爆破を食らい、 

 背中で炎を揺らめかせた、

  2mあるような犬が倒れる


アニト「ふぅ…」


アニト Lv52

スキル:麺を一日一本飛ばす、筋力強化Lv3、防御Lv9、俊足Lv2、比較的早く水を水蒸気に変えるLv2、スキルを瞬間的なものし強化するLv4、爆破Lv3、スキル経験値を貯めてスキルLvを上げるスキル、スキル購入

経験値89530/82069

残りSP3


アニト「俊足はもう2に上がったね」


タマ「1だと早いのか…?」



ーーーギルド…



町の30人近い冒険者が

     ギルドに集められる


ナケイラ「お集まり頂いてありがとうございますもうすでにご存知の方もいる様に、この町にオークの群れが大挙し向かって来ています!その中には突然変異種ブラッドオークの姿もあり、この町は危機的状況です!」


メキア「ハッ!雑魚豚なんてワケないな!」

バナン「稼げそうだぜ!」


ボアド「ブラッドオーク…」

ミャルーナ「血液を体外に出し凝固させたりして

       戦うオークだったかしら…」


ワーダル「そこで!この町を守る為!共に戦ってくれ!」


カラボ「任せろ!」

アリレア「やってやるー!」


ロジール「丁度、武具の替え時だったしな稼ぐか」


ギルド内の者が、意気込む


ワーダル「感謝する!町おもての平野で迎え撃つ!

      すぐに装備を整え向かってくれ!」


ワーダルの言葉のあと、

  戦いに高揚する者、

   戦いに怯えすくむ者、

    町を守ると固く決意する者、

     それぞれがギルドを出て戦いの準備をする


ナケイラ「大丈夫でしょうか…」

ギルドを出て行く冒険者の背中を見ながら呟く

ワーダル「どうだろうな…

        俺らは俺らにできる事をやるぞ」


ナケイラ「はい…」


メキア「そういや馬鹿スキルどこだ?」

バナン「参加しねえだろ!」

ロジール「どうやって戦うんだよ!」

三人がいないアニトを馬鹿にして笑う



ーーーその頃アニト…



アニト「うわぁーー!」

  噴火し流れ出す溶岩から全力で逃げる


タマ「こんな状態じゃ

      レベル上げも無理だな…」



ーーー町前の平野…



オーク「ブヒィー…」

オーク「ッンゴ…」

森の中、人よりも大きい2m前後の

   オークがノシノシと歩き

     木々の間から出てくる


ゾロゾロと出てくるオークに息をのむ冒険者達


カラボ「罠を仕掛ける時間がありゃな…」

  ロングソードを構える

アレリア「急に進軍してくるなんてね」

ミャルーナ「そこまで頭が良くないせいで

                 余計唐突ね」

ボドア「純粋な力と数だな…」

 

メキア「ハッ!雷ぶつけられたい奴はどいつだよ」

   右手に電気をバチバチと鳴らしながら言う


バナン「頭割ってやるぜ!」両刃の斧を構える


ロジール「俺の剣を豚で汚したくねんだが」

      赤い鞘から綺麗なショートソードを抜く


ラビノ「俺が前だな」槍を構えるラビノ

カダリ「いつも通りな」弓を構えて言う

レイデム「俺のは溜めに時間がかかるからな」


ブラッドオーク「ブグォ…」

 他のオークに比べて圧倒的に大きい

  3m越えの赤黒い肌のオークが石の棍棒を肩に乗せ、冒険者に臆する事なく木々の間から出てくる


カラボ「デカいな…!」


メキア「ハッ!アイツを狙うぞ…!」

バナン「当然だな!」

ロジール「首を飛ばしてやるよ!」


ブラッドオーク「ブオォォーー!」

 冒険者を見たブラッドオークが

     興奮し大きな鳴き声をあげ平野に響き渡る


ブラッドオーク「ブオォーー!」

石の棍棒を掲げ人狩りの合図をした途端

 オークの群れが地面を揺らし

  冒険者の一団へ向かって走り出す


カラボ「くるぞぉーー!」


遠距離攻撃の手段を持つ者が

      向かってくるオークを減らす


オーク「ブギィーー!」

 倒れたオークを踏みつけ、

  オークが突進し棍棒を振るう


カラボ「はぁ!オラよ!」

 ロングソードを振り

  次々とオークを真っ二つにする


ボドア「フン!」

 大槌をふりオークを粉砕していく


メキア「邪魔だ!雑魚が!」

 メキアが右手から雷を放出し

  オークを焼いていく


アレリア「これだけの数になると

       かなりキツい…!」

長筒の大型の銃を両手で支え放つ


ロージル「っせっかく昨日磨いたのに…!」

 血を嫌がり汚れる剣を気にしながら

  しぶといオークを斬りつける


バナン「オラァ!」

  斧でオークを力一杯叩き斬る


ミャルーナ「負傷者はこっちに!」

 負傷者を治癒回復のスキルで手当てする


新米冒険者「助かります…」

 手当てをしてもらっている

   新米冒険者がミャルーナに礼を言う


ミャルーナ「こういう時は助け合いよ」


ブラッドオーク「…」

  

ブラッドオークとハイオークが戦う冒険者を静観する

 

カラボ「何であいつ動かねえんだ?」

ボドア「何か狙っているのか?」


中年冒険者「おい!町だ!側面からハイオークが

            壁を壊して入ってるぞ!」

 自身の観測スキルを使って確認した冒険者が言う


ミャルーナ「オークが作戦だなんて!」


アレリア「あたしは中行ってくる!」

カラボ「俺も行く!」

足の速さに自信のある5名の冒険者が

町の中へ走る


メキア「そろそろブラッドオークの

              首獲りに行くぞ!」

バナン「おお!」

ロジール「賛成!」


ブラッドオーク「ブオォーー!」

 ブラッドオークの号令のもと

  ハイオークが戦っている冒険者へ向かって行く


ブラッドオーク「ブォ…」

  向かってくるメキア達三人に

    構えるブラッドオーク



ーー町の中



町の女性「キャー!助けてー!」


ハイオーク「フンガー!」

  5匹のハイオークを中心に

   家屋を壊し人を襲う20近いオークの集団


町の男性「だ!誰か助けてくれー!」

 オークに足をやられ動けない男性が叫ぶ


オーク「プギィー!」


ワーダル「ふん!」

  幅の広い大剣でオークを真っ二つにするワーダル


ワーダル「大丈夫か!」


町の男性「あ、足が…!」


ワーダル「誰か手を貸してやってくれ!」

   男性が他の町人に肩を貸してもらい離れる


ワーダル「かなり多いな…!」

ワーダル(現役ならまだしもこれは厳しい…!)


ワーダルがオークに牽制する


カラボ「手伝うぞ!」

アレリア「来たよ!」

ワーダル「おお心強い!」


ハイオーク「ブォー!」

 ハイオークとオークが入り混じり向かってくる


カラボ「はぁ!」

アレリア「援護するよ!」



ーーー町の表



メキア「グフッ…!」

ロジール「こいつ…強いぞ…!」

バナン「豚のくせに!」


ブラッドオークに圧倒される三人


中年冒険者「三人とも一旦引け!」


ブラッドオーク「ブオォーー!」

 メキアへ向かって石の棍棒を振り上げる


メキア「うわぁー!」

  反射的に腕で頭を覆う


レイデム「溜まったぁーー!」

 貯めるスキルと風のスキルの併用で

   ブラッドオークに大きな風の塊を放つ

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