第13話爆破強化
ーーー谷から急いで出てきて一行がキズの町へ
ギルドへ来た一行
ナケイラ「大丈夫ですか!アニトさん!」
カラボ「谷でイワイノシシと
やり合ってたみたいで…」
アレリア「谷のモンスターが妙に興奮してるよ」
ナケイラ「アニトさんどうして谷なんかに!」
アニト「ナケイラ…?」
アニト(助かった…)
そのまま、気絶し眠ってしまうアニト
ーーーしばらくして…
アニト「…?」
ムクリ…と起き上がるアニト
気がつくと自分の部屋にいた
アニト「ア、イテテ…」体が痛む
タマ「起きたか!」
アニト「…僕はどうして?」
タマ「お前が気絶して、
マミーが迎えに来たんだよ」
アニト「そうだったんだ…」
アニト(心配かけたかな…)
アニト「あ!あの黒い竜はどうしたの!」
タマ「谷の様子を調査しに行った奴が言うには
どっか飛んで行ったらしい
飽きて遊び相手でも
探しに行ったんだろ」
タマ「クッソ!
動ければ今頃大量に転がってる
木竜の魔石掻っ攫いに行くのにーー!」
アニト「町が襲われなくて、よかったよ…」
タマ「よくねぇー!大量の魔石がー!
湖の分も食われたー!ぬぁーー!」
ーーーー次の日…
タマ「そろそろ動けるだろ!」
アニト「まだ治ってないよ」
鎧や剣を磨きながらのんびりする
タマ「レベル上げぇーー!」
アニト「うるさいなぁ、町でもウロウロしてきなよ」
タマ「そうするぞ!息が詰まる!」
部屋を出て行くタマ
アニト「やっと静かになった…」
ーーーー次の日…
アニトの怪我も全快する
タマ「おい!レベル上げだ!」
アニト「後一日くらいゆっくりさせてよ…」
タマ「ダメだ!行くぞ!
休んだ分取り戻すんだ!」
アニト「ちょっとくらい
ゆっくりさせて欲しいよ…」
渋々動くアニト
怪我で休んでいるうちに、
綺麗に磨いた鎧を身につける
一階へ下りていくアニトとタマ
父ブランは仕事に行っており
マリー、一人で家事をしている
マリー「あら?もう行くの?」
アニト「タマがうるさいんだ」
マリー「いいお兄ちゃんね」
タマ「まったく、いいお兄ちゃんだよ」
アニト「うるさいよ…」
ーーーー家を出て、火山に来た二人
タマ「イモムシが三匹いるぞ!
あの時はよくもやってくれたな!」
アニト「赤イモムシ…!」小石を三つ拾う
アニト「やっ!」
飛び出て石を一つずつ投げ、
赤イモムシを倒し魔石を回収する
タマ「この辺りじゃ敵なしか〜?」
タマが空からモンスターを探し進む
ーーー
タマ「岩を超えた先にトカゲだ!」
アニト「わかったよ!」
フトトカゲ目掛けて
筋力強化で爆破石を投げる
ーーー
タマ「あの時のデカい蛇だな、
岩の間で寝てるな」
以前、
二人を襲って来た黒い鱗の30mある様な蛇、
クロダイショウが大きな岩の隙間で寝ている
タマ「岩の間へ投げ込め」
アニト「なんてやり方…」
石を投げ入れ吹き飛ばす
ーーー
赤イモムシの魔石5個、フトトカゲの魔石5個、アカバネチョウの魔石3個、クロダイショウの魔石1個
タマ「よぉし!今の蛇でレベルいくつだ?!」
アニト「レベルはねー…」
アニト Lv49
スキル:麺を一日一本飛ばす、筋力強化Lv2、防御Lv4、比較的早く水を水蒸気に変えるLv1、スキルを瞬間的なものに圧縮するLv3、爆破Lv1、スキル経験値を貯めてスキルLvを上げるスキル、スキル購入
経験値60136/63021
残りSP4
アニト「まだ49だね」
タマ「クッソ!まだまだだな!」
アニト「なかなか上がらないね」
ーーー
タマ「投げろ!よし行け!」
岩の上に下りたった、怪鳥ヒトサライトンビを爆破する
ーーー
アニト「はっ!」
本来であれば溶岩近くに生息する
全長12mラヴァアリゲーターを爆破する
ーーー
アニト「うわぁーー!」
全長8m二足歩行の岩肌のゴリラ、
ロックロックに追いかけ回される
アニト「助けてー!タマー!」
タマ「凄い地響きだ、踏まれりゃアウトだな」
のんびり静観する
ーーー
アニト「もう一匹はどこいったの?!」
タマ「お前の右だ!体の色を変えてるぞ!」
アニト「イッタ!」擬態したトカゲに突然尻尾で叩かれる
アニト「この…!」攻撃が飛んできた辺りに爆破石を投げる
トカゲ「ゲッ!」
6mの擬態するトカゲ、グラスドレイクの魔石が転がる
アニト「なんてやりにくい相手なんだ…」
フトトカゲの魔石3個、クロダイショウの魔石1個、ヒトサライトンビの魔石2個、ラヴァアリゲーターの魔石1個、ロックロックの魔石1個、グラスドレイクの魔石2個
タマ「今のでレベルはどうだ?!」
アニト「んーっとねー…」
アニト Lv50
スキル:麺を一日一本飛ばす、筋力強化L3 、防御Lv4、比較的早く水を水蒸気に変えるLv2、スキルを瞬間的なものに圧縮するLv3、爆破Lv2、スキル経験値を貯めてスキルLvを上げるスキル、スキル購入
経験値64395/70000
残りSP17
アニト「やったよ!上がった50!
SPボーナス12も入ったよ!」
タマ「うぐぉぁーー!キタぜー!」
アニト「次が経験値70000もいるよ…」
タマ「50だとな〜…そっからだな問題は」
アニト「そうだねー…ここで止まる人は
多いみたいだしねー…」
ステータスをなんとなく眺めるアニト
アニト「…あれ?!
筋力強化と爆破も上がってる!」
タマ「何ホントか!」
アニト「うん!1ずつ上がってる!」
タマ「スキル経験値を貯めるものか!
なんてスキルだ!SP無しでレベル上げ!」
タマ「おい!2になった爆破を試してみろ!
瞬間的にするスキルも重ねてな!」
二人が舞い上がり興奮する
アニト「そうだね!爆破の規模知りたいしね!」
そう言いながら小石を一つ拾う
アニト「よっ」小石を肩軽く遠くへ投げる
少し間を置いて、閃光を放った後に
爆風が岩や地面を吹き飛ばし、
20mに届かない大きさのクレーターを作る
タマ「良いー!なんて良いんだ!
費用対効果の高さだろ!」
アニト「…」自分の所業に目を見開き
固まるアニト
タマ「凄くいいぞ!石ころ一つで、この威力!ただ…何かの拍子に飛んで戻ってきたらこっちがヤバいな」
タマ(カウンター系ので跳ね返されたりしたら相当マズイな、防御スキル上げとくか?)
アニト「え?!あれ危なくない!」
タマ「心配するな、そんな事より
お前もう、その剣要らなくないか?
これから家に置いて来い」
アニト「いるよ!
万が一があるかもしれないよ!」
タマ「使わないし邪魔だろ、荷物だしな」
アニト「僕が初めて買った剣だよ!」
タマ「それを買った辺りから
道を間違えたのか可哀想に」
アニト「間違えてないよ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます